2023.09.27

福島ファイヤーボンズがエリック・マーフィーとの契約を解除…社長「苦渋の決断」

双方合意の契約解除が発表されたエリック・マーフィー [写真]=B.LEAGUE
バスケ情報専門サイト

 福島ファイヤーボンズは9月27日、エリック・マーフィーとの2023-24シーズン選手契約を双方合意の上で解除することを発表した。同日15時にBリーグの自由交渉リストに公示されるという。

 現在32歳のマーフィーは、208センチ109キロのパワーフォワード兼センター。2013年にNBAドラフトでシカゴ・ブルズから2巡目49位指名を受け、入団後は24試合に出場した。その後はDリーグ(現Gリーグ)、トルコ、フランス、ドイツ、スペインのクラブを渡り歩き、2020年に福島へ加入。在籍3シーズン目の2022-23シーズンは38試合の出場で1試合平均10.1得点6.4リバウンド1.8アシストを記録した。

 同選手はクラブを通じて「福島で過ごした時間が終わりを迎えます。チームメイト、コーチ陣、そして素晴らしい時間を過ごさせてくれた組織に感謝し、いつも応援してくれたファンに特別な感謝を伝えたいです。これからのファイヤーボンズの今後の活躍を願っています」とコメントした。

 また、西田創代表取締役社長はマーフィーとの契約解除について次のように説明した。

「エリック選手とはこれまで3シーズンを共に戦い、4シーズン目となる今シーズンこそ、ともにB1に上がることをイメージしていましたが、開幕前のタイミングでこのような発表になり、エリック選手を応援いただいていたブースターの皆様にも大変心苦しい気持ちです。エリック選手は私がファイヤーボンズの運営に参画した2020-21シーズンから共に戦ってきたメンバーであり、彼のスリーポイントシュートやインサイドでの体を張ったプレーに幾度となく救われてきました。ファイヤーボンズを初のB2プレーオフに導いてくれた功績は計り知れません。心から感謝の意を表したいと思います」

「今回の判断はエリック選手のこれまでの貢献とは切り分けて考える必要があり、とても難しいものでした。彼へのリスペクトを損なうものではありません。今シーズン、B1昇格という目標を達成するために、シーズン序盤から外国籍選手契約の3枠を最大限に活用し、プレータイムをコントロールしながら疲労度や怪我のリスクを低減していく必要があります。苦渋の決断ではありますが、現状ではどうしてもプレータイムを分散させていくことが難しく、60試合を通して高いコンディションレベルを維持していくためにも、このタイミングで入れ替えをすべきと判断いたしました。エリック選手本人とも対話をして、彼自身もクラブの判断に理解を示してくれました。開幕前のタイミングでご心配をおかけいたしますが、ご期待いただけるチームの姿をお見せいたします。新規の外国籍選手につきましては契約がまとまり次第お知らせいたします。引き続き福島ファイヤーボンズの応援をよろしくお願いします

 なお、福島は10月7日に三友エンジニア体育文化センターで行われる山形ワイヴァンズ戦で新シーズンの開幕を迎える。

エリック・マーフィーの関連記事

福島ファイヤーボンズの関連記事

B2の関連記事