2017.07.21

インハイ女子注目校(5)開志国際高校「藤永真悠子を擁する創部4年目の“新星”」

本格的に取材を始めたのが「仙台の奇跡」と称された2004年アテネ五輪アジア予選。その後は女子バスケをメインに中学、高校と取材のフィールドを広げて、精力的に取材活動を行っている。

7月28日から8月2日にかけて福島県福島市で行われる平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)。都道府県予選を勝ち進んだ男女各59校の中から注目校をピックアップした。

■女子注目校(5)開志国際高校(新潟県)

 創部4年目ながら、新潟県のみならず、すでに北信越地区でもトップクラスの成績を残すようになった開志国際。6月に行われた北信越ブロック大会でも、足羽高校(福井県)を2点差で破って大会連覇を飾った。

 中島彩衣(現立教大学)、シラ・ソカナ・ファトージャら1期生が本気で「ゼロからの日本一」を目指し、勝負の年と言われた昨年、インターハイでベスト8までは勝ち進んだ。しかし、その夢は実現されず、その思いを強く継承しているのが絶対的エース、藤永真悠子だ。男子顔負けの1対1を得意とし、1年生の時から注目を浴びてきたフォワードは、昨年のU-17女子世界選手権で全試合スタメン出場を果たした。世界で通用した1対1がインターハイで見られるわけだ。

 その藤永の脇を固めるのはシューターの芳賀朱里、センターのサンブ・アストゥ。アウトサイド、インサイドに得点の取れる選手を配置することで、藤永の武器はよりキレを増してくる。また、北信越ブロック大会で活躍した山口里奈、木村真唯のルーキーコンビにも注目したい。エースに頼りすぎず、個々が力を発揮すれば、インターハイ女子の台風の目になる可能性も十分に秘めている。

文=三上太

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注目校(1):岐阜女子高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170719/19784.html

注目校(2):桜花学園高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170719/19786.html

注目校(3):大阪薫英女学院高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170720/19789.html

注目校(4):大阪桐蔭高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170720/19791.html

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