2017.07.20

インハイ女子注目校(3)大阪薫英女学院高校「22年連続出場、個々が役割を果たして上位進出を」

本格的に取材を始めたのが「仙台の奇跡」と称された2004年アテネ五輪アジア予選。その後は女子バスケをメインに中学、高校と取材のフィールドを広げて、精力的に取材活動を行っている。

7月28日から8月2日にかけて福島県福島市で行われる平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)。都道府県予選を勝ち進んだ男女各59校の中から注目校をピックアップした。

■女子注目校(3)大阪薫英女学院高校(大阪府)

 インターハイに22年連続で出場している関西の雄、大阪薫英女学院。昨年は全員がオールラウンドにプレーできる大型チームで、インターハイ、全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)ともにベスト4まで勝ちあがった。しかし今年は、選手個々がそれぞれの役割を徹することでチームを築きあげている。

 昨年も主力メンバーとして活躍したエースの峰晴寿音は、そう簡単に止められる選手ではない。身長は172センチと決して大きくはないが、対人に強く、多少の接触であればシュートを決める勝負強さも持ち合わせている。

 他にも下級生ながらチームを引っ張るガードの北川聖、パワフルなプレーで貢献する永野真光、チーム随一のビッグマンである森岡奈菜未らが脇を固める。ただ、高校バスケのキャリアは少なく、そのあたりを上級生がどこまで高められるか。また、近畿大会で調子の上がらなかったキャプテン、梅田彩香の復調も待たれるところ。

 インターハイの大阪府予選ではライバルの大阪桐蔭高校に敗れ、2位での本戦出場となった。しかし、シード権を争う近畿大会で同校を破り、第2シードの枠をゲット。そのメリットを活かして、上位進出を目指す。

文・写真=三上太

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注目校(1):岐阜女子高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170719/19784.html

注目校(2):桜花学園高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170719/19786.html

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