2017.07.22

インハイ女子注目校(7)東京成徳大学「吉田世代以来の総体制覇を目指す」

吉田亜沙美も輩出した東京成徳大学 [写真]=大澤智子 (写真は昨年のもの)
本格的に取材を始めたのが「仙台の奇跡」と称された2004年アテネ五輪アジア予選。その後は女子バスケをメインに中学、高校と取材のフィールドを広げて、精力的に取材活動を行っている。

7月28日から8月2日にかけて福島県福島市で行われる平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)。都道府県予選を勝ち進んだ男女各59校の中から注目校をピックアップした。

■女子注目校(7)東京成徳大学高校(東京都)

 リオデジャネイロ・オリンピック女子日本代表の主力である吉田亜沙美、大崎(旧姓・間宮)佑圭(ともにJX-ENEOSサンフラワーズ)らを輩出した東京成徳大学。一時の低迷期を経て、また勢力を取り戻しつつある。インターハイ予選の2週間前に行われた関東ブロック大会を制すると、予選もきっちりと勝利を収め、本戦は第3シードで臨む。

 中心にいるのは司令塔の木村亜美。中学時代に全国大会優勝を経験するなど、キャリアとしては申し分ない。しかし高校に入ってからは環境の変化にうまく適応できず、伸び悩んでいた。それでも、最上級生になった今年、精神的にも一回り成長し、的確な指示でチームをコントロールする。

 その木村をサポートするのが、シューティングガードの小笠原彩香。得意のドライブで相手ディフェンスを崩し、攻撃の幅を広げていく。大原咲織は木村のパスを受け、インサイドで仕事をするチーム随一のセンターだ。この3人が強固なトライアングルを形成し、チーム全体を支える。吉田世代以来、12年ぶりとなるインターハイ制覇にチャレンジだ。

文=三上太

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注目校(1):岐阜女子高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170719/19784.html

注目校(2):桜花学園高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170719/19786.html

注目校(3):大阪薫英女学院高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170720/19789.html

注目校(4):大阪桐蔭高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170720/19791.html

注目校(5):開志国際高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170721/19793.html

注目校(6):広島皆実高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170721/19795.html

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