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12月29日、武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた「Softbankウインターカップ平成30年度 第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子3位決定戦にて、桜丘高校(愛知県)が帝京長岡高校(新潟県)に76-65で勝利した。
同校を初の3位入賞に導いたのは絶対的エースの富永啓生(3年)。帝京長岡戦ではチームで挙げた76点中46得点をたたきだした。今大会をとおしても計6試合で1試合平均39.8得点(計239得点)をマークし得点部門で全体1位、大会ベスト5にも選出された。
試合後、富永は「準決勝で負けてしまったんですけど、やっぱり最後に勝って3位で終われたのはとても嬉しいです」と大会を総括した。自身の出来については「得点もかなり取れて自分としては満足してます」と話したが、「フリースローのパーセンテージだけはダメでした」と反省。同選手のフリースローは計51本中35本成功の68.6パーセントと、確率だけを見れば振るわなかった。
指揮官の江崎悟コーチは「もう120点だろう!」とエースの働きぶりを手放しで褒め、「今まではシュートが入らないと崩れることがあったけど、コンスタントに決めるようになった」と成長ぶりを評した。また、富永自身も「1年生の時は何もなくて辛い1年間だったけど、2、3年生は全国大会でも活躍できて、さらには(アンダーカテゴリーの)日本代表にも選んでいただいてとても成長できたと思います」と3年間を振り返った。
武蔵野の森総合スポーツプラザを彩った今大会の主役は、最後に「将来の夢はNBA選手です。さらには日本代表にも選ばれて東京オリンピックとかで活躍できたらいいなと思ってます」と前を見据え、ウインターカップを後にした。
文=小沼克年