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武蔵野の森総合スポーツプラザにおいて、「SoftBankウインターカップ2018 平成30年度 第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開催される。全国高等学校総合体育大会(インターハイ)、国民体育大会(国体)、そしてウインターカップを高校バスケ界の3大タイトルとしているが、ウインターカップは最も注目度が高い大会でもある。そんな“真の年間チャンピオン”を決する冬の祭典を前に、このウインターカップから世界へと羽ばたいてほしいネクストスター4人をピックアップした。
【日本バスケ界のネクストスター④】
富永啓生 桜丘高校3年(愛知県)/185センチ/SF
最後に紹介するのは愛知県代表・桜丘高校の富永啓生。両親がともに元バスケット選手という影響もあり、幼い頃から自然とボールに触れてきた富永。今年は日本代表として「FIBA U16 アジア選手権大会2017」、「FIBA U18 アジア選手権大会2018」にも出場し、並み居るメンバーの中でも得点源として攻撃の中心を担った。面白いようにリングを射抜く3ポイント、それを警戒すればドライブで中へ切りこむ技術も兼ねそろえる彼の得点能力は、江崎悟コーチに「驚異的」と言わせるほどだ。桜丘としても富永不在で臨んだインターハイでは2回戦で敗れ、3年ぶりとなるウインターカップでリベンジを狙っている。チーム浮沈のカギを握るスコアラーに、これまでの取り組みや今大会にかける思いを聞いた。
インタビュー=小沼克年
――富永選手がバスケを始めたきっかけから教えてください。
富永 父と母がともに元バスケット選手なので。それで、小さい頃から試合を見に行ったりして、いつの間にかバスケが好きでやってたって感じです。
――ご自身の武器は何ですか?
富永 自分の武器は3ポイントシュートとドライブとポストアップ。オールラウンダーなとこが自分の武器だと思います。
――その中でも3ポイントが富永選手の魅力だと思います。アウトサイドシュートはいつ頃から得意でしたか?
富永 シュートは小さい頃から好きでずっと打ってました。そしたら、いつの間にか入るようになっていましたね(笑)。
――ドライブを磨き始めたのはいつですか?
富永 高校からです。中学校の時はドライブするタイプじゃなかったんです。高校に入ったら3ポイントだけじゃ止められる部分もあるので、ドライブもしていかないといけないと思って練習しました。
――外から得点を取るのと、ドライブから得点を取るのではどちらが気持ちいいですか?
富永 やっぱり3ポイントが決まった時は気持ちいいです。けど、ドライブで抜いて相手のブロックを交わして決めた時も気持ちいいですね。
――今年のチームの特徴を教えてください。
富永 留学生(ラポラス ベンツロバス/2年、セン マム リバス/1年)と自分もいるので、その3人で点を取っていくスタイルが特徴的です。
――ご自身以外に注目してほしい選手はいますか?
富永 シューターの藤田龍之介(3年)の3ポイントです。あとはガードの小嶋悠斗(3年)。パスがうまくて、いいところに出してくれたり、チームを引っ張ってくれているので注目してください。
――U16、U18の日本代表では2つのアジア選手権を経験しました。何か手応えはありましたか?
富永 自分たちもやれないことはなかったですけど、やっぱり大きさ、フィジカルが違いました。なので、もっとフィジカルをつけなきゃいけないと思いました。1対1でも日本だったらドライブした後にあまりブロックが気にならないんですけど、アジアとかだとブロックが気になりますね。そこでちょっと逃げてシュート打っちゃたりしたので、そういうとこをもうちょっと練習していかないといけないと思いました。
――今まででご自身が取った最高得点は覚えていますか?
富永 67か68点ですね。(今年の)インターハイ予選の県の決勝リーグで取りました。
――ウインターカップでは1試合何点くらい取りたいですか?
富永 平均で45点くらい取っていきたいです。チャレンジしたいと言ったら60点です。
――ご自身としても初めてのウインターカップとなります。どんなプレーを見せたいですか?
富永 そうですね、見ている人が楽しくなるようなプレーを見せたいです。
――1回戦では広島皆実高校(広島県)と対戦します。組み合わせを見た時の率直な感想を教えてください。
富永 まあ、やれないことはないなって感じでした。広島皆実も2回戦も普通にやれば勝てる相手ですし。第1シードの開志国際(高校/高校総体1位)にも今年は負けてないので、勝ちたいと思います。
――富永選手が欠場したインターハイでは2回戦で敗退しました。そこからチームで強化した点は何ですか?
富永 ディフェンスですね。インターハイ、留学生もそうですけど、押し負けて失点が多くなってしまったので、ディフェンスは重点的に強化しています。
――ライバル視している選手はいますか?
富永 福岡第一(高校/福岡県)の松崎裕樹(3年)です。代表でも一緒にやってきたというのもありますし、ポジション的にも似た部分があるので、松崎には負けたくないです。
――ポジションは違いますけど、広島皆実にともに代表でプレーした三谷桂司朗選手(2年)がいますね。
富永 はい。学年が1つ下なので絶対負けないです。
――それでは、ウインターカップへの意気込みをお願いします。
富永 ウインターカップでは見ている人が楽しくなるようなプレーをして、1勝でも多く勝って最後の大会を終えたいです。
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【日本バスケ界のネクストスター①】今野紀花(聖和学園)
(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20181214/121563.html)
【日本バスケ界のネクストスター②】河村勇輝(福岡第一)
(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20181215/121681.html)
【日本バスケ界のネクストスター③】奥山理々嘉(八雲学園)
(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20181217/121490.html)
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ウインターカップ2018 特設ページ
(https://basketballking.jp/wintercup2018)