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6月18、19日の2日わたり、愛知県の一宮市総合体育館(いち信金アリーナ)にて「第69回東海高等学校総合体育大会」が行われた。
女子のベスト4の顔ぶれは桜花学園高校、名古屋経済大学高蔵高校、安城学園高校(いずれも愛知県)と岐阜女子高校(岐阜県)。開催地の愛知は3チームすべてが準決勝へと勝ち上がった。
桜花学園と安城学園との対戦となった準決勝、序盤は桜花学園のシュートが思うように入らず、得点が伸びない。そのまま第1クォーターは15ー12と桜花学園のリードは僅か3点で終えた。しかし、第2クォーターから得点ペースの上がると、安城学園を一気に突き放し、前半を終えて43ー26とした。後半もディフェンスの強度が落ちなかった桜花学園がそのまま95ー54で勝利した。
積極的にシュートを放った安城学園の美浪(3年) [写真]=山田智子
力強プレーからシュートを沈めていった名古屋経済大学高蔵のディクソン(3年) [写真]=山田智子
パスに自らのシュートにと積極的に攻撃参加した3年生の平賀(桜花学園) [写真]=山田智子
後半、追いつきたい岐阜女子だったが、早々に主導権を握ったのは桜花学園。福王伶奈(2年)のインサイドプレーや森美麗(3年)の連続得点など、怒とうの攻撃を見せる。岐阜女子はガードの榎本麻那(2年)がドライブから得点を挙げたが、点差は広がるばかり。終わってみれば107ー56と桜花学園が大勝した。
「決勝は用意してきたことが遂行できたと思います」と語ったのは今大会で指揮を執った桜花学園の長門明日香コーチ。決勝では9人の選手がコートに立ち、それぞれに役割を発揮したことについても、「タイムシェアに関して、(選手が)だいぶ慣れてきたのかなと思います」と、手応えを感じているようだった。
一方、敗れた岐阜女子の安江満夫コーチは、「今大会は決勝に行くことが目標でした。桜花学園との勝負する力はまだないと思っています」とコメント。主力に2年生が多いため、「桜花学園さんと対戦することで、選手が自分たちの立ち位置を確認できれば」とも語った。
得点面での働きが期待される岐阜女子の髙桑 [写真]=山田智子
取材・文=田島早苗
写真=山田智子