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8月1日、香川県で「令和4年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)男子の部」決勝が行われ、開志国際高校(新潟県)が福岡第一高校(福岡県)と対戦した。
57-57の同点で最終クォーターに突入すると、開志国際が試合を優位に進めることに。しかし、終盤に福岡第一の果敢なディフェンスによってターンオーバーを犯してしまい、2点差まで詰め寄られてしまう。
さらに試合時間残り5秒に、逆転の3ポイントを決められると、最後の開志国際のオフェンスは得点に結びつかず、最終スコア76-77で福岡第一に敗戦。開志国際は4年ぶり2回目のインターハイ優勝に惜しくも届かなかった。
試合終了後、取材に応じた開志国際の介川アンソニー翔(3年)は、「チーム的にも個人的にも試合の出だしが悪かった」と17-23とリードを許した第1クォーターを振り返った。
決勝では38分36秒の出場で27得点6リバウンド3アシスト3スティール2ブロックとチームをけん引。しかし、5つ目のファウルを犯し、試合終盤はベンチで味方のプレーを見届けることとなった。「僕は結構ファウルトラブルになるので、もっと気をつけないといけないなと思いました」。
「去年は(体が)細いと言われていたので、毎朝自分で下半身も上半身も体幹も全部を筋トレして頑張っています」と話す介川は、ベスト16で敗退した昨年のインターハイで見つかった課題について、積極的に改善させようと努めてきたようだ。
また、ヒザが万全の状態ではなかったことについて聞かれると、「ヒザは痛いけど、この大会が終わればいっぱい休めるので、この大会だけ頑張ろうと思っていました」と素直な心境を語った。
「3年生としての意地があった?」と問われると「そうですね。平良(宗龍)や澤田(竜馬)とか本当によくやってくれたんですけど、自分は3年生なんで、自分の方がやらなきゃなと」と最高学年としての強い気持ちが自身の原動力となっていたことを明かした。
最後はウインターカップに向けて「いろいろ課題が見つかったので、そこを今まで以上に努力して練習して、ウインターカップは日本一を取りたいです」と力強く意気込んだ。