2022.08.04

今大会の1試合個人得点ランキングは? 夏の全国で輝いた“点取り屋”たち/インターハイ2022男子

1回戦で47得点を記録した柄澤日向(新島学園高校) [写真]=伊藤 大允
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 高校バスケ界2大大会の一つ、「令和4年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」男子の部が、7月27日から8月1日にかけて開催された。

 今大会は日本人選手がゲームハイの得点を記録することが多い大会だった。1回戦では新島学園高校(群馬県)の柄澤日向が、藤枝明誠高校(静岡県)を相手にいきなり47得点を記録。福岡第一高校(福岡県)と開志国際高校(新潟県)による決勝でも、チームハイの得点を記録したのは轟琉維と介川アンソニー翔という両日本人エースだった。

 初日から最終日まで、全国屈指のスコアラーがしのぎを削った本大会に出場した“点取り屋”たちは、どれだけの得点を記録したのだろうか。インターハイ2022の男子1回戦から決勝までにおける、1試合あたりの個人得点ランキングを以下にまとめてみた。

インターハイ2022 男子1試合個人得点ランキング
1位:47得点 柄澤日向(新島学園高校/1回戦・藤枝明誠高校戦)
2位:40得点 村上絢斗(松江西高校/2回戦・羽黒高校戦)
3位:38得点 赤間賢人(藤枝明誠高校/準々決勝・北陸高校戦)
4位:36得点 介川アンソニー翔(開志国際高校/2回戦・九州学院高校戦)、介川アンソニー翔(開志国際高校/準決勝・中部大学第一高校戦)
6位:32得点 坂本康成(中部大学第一高校/2回戦・阪南大学高校戦)、星川開聖(洛南高校/2回戦・県立一関工業高校戦)
8位:30得点 佐藤憲大郎(県立高松工芸高校/1回戦・県立一関工業高校戦)、小川瑛次郎(羽黒高校/2回戦・松江西高校戦)、武居紅葉(県立一関工業高校/2回戦・洛南高校戦)、須賀天暉(美濃加茂高校/3回戦・福岡第一高校戦)、坂本康成(中部大学第一高校/準決勝・開志国際高校戦)

 1位に輝いたのは、前述の通り1回戦で7本の3ポイントを含む47得点を記録した柄澤日向(新島学園)。3人制プロバスケットボールチームMINAKAMI TOWN.EXEにも所属する逸材は、チームとしては初戦敗退を喫してしまったが、個人としては1試合で抜群のインパクトを残した。

 2位は2回戦の羽黒高校戦で40得点を挙げた村上絢斗(松江西)。小柄ながら抜群のスピードで速攻の先頭を走り、得点を量産した。3位には、今大会旋風を巻き起こした藤枝明誠高校の赤間賢人が入った。準々決勝の北陸高校戦で38得点を挙げた赤間は、この1試合に限らず今大会を通じて平均25.8得点という好記録を残している。

 準優勝・開志国際のエースである介川アンソニー翔は、今大会中に2度も36得点を記録。さらに6位には、中部大学第一高校の坂本康成、洛南高校の星川開聖といった強豪校のエースが並んだ。夏の全国で輝きを放った点取り屋たち、ウインターカップを含め、彼らの今後の活躍にも注目したいところだ。