2024.09.01
開志国際高校(新潟)が「令和5年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」男子の準決勝に駒を進めた。
7月28日に北海きたえーるで行われた試合では、県立能代科学技術高校(秋田県)、中部大学第一高校(愛知県)を連破して準々決勝に進出した尽誠学園高校(香川)との対戦。開志国際は延岡学園高校(宮崎県)戦で苦戦を強いられた前日の反省を踏まえ、「ディフェンスを第一に考えました。(昨日は)自分たちのミスで流れを持っていかれたので、ターンオーバーを少なくすることを意識しながらプレーしていました」(平良宗龍)。
第1クォーターこそ30-20と点の取り合いとなったものの、その後の30分間でわずか38失点。終わってみれば、95-58の快勝劇だった。
2回戦の広島皆実高校(広島県)戦で25得点、3回戦の延岡学園高校(宮崎県)戦で24得点を挙げた平良は3ポイントシュートが不発に終わり、フィールドゴール8本中3本成功の6得点。ネブフィ ケルビン シェミリーが24得点、中島遙希が22得点、千保銀河が20得点を挙げたほか、出場した12人中10人が得点をマークした。
「チーム全員で得点を取りながら、しっかりとディフェンスできたのも良かったと思います。今日(の自分)は(シュートの)調子が悪いなか、ディフェンスを頑張りました。周りの選手が得点を取ってくれたので、そこは本当にありがたかったと思います」
試合と自身のプレーをこう振り返った平良は、1年生ながら優勝に貢献した「SoftBank ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会」を終えると、U15時代などを過ごした“古巣”琉球ゴールデンキングスに特別指定選手として加入。活動期間こそ約3カ月と限られ、出場も1試合のみだったが、プロ選手との練習で得たものは大きかったようだ。
「ボール運びは澤田(竜馬)選手や清水(脩真)選手などに任せていました。キングスのトップチームに合流して、ボールの運び方を学び、今にも活かされていると思います。ポイントガードがベッタリとマークにつかれている時、自分がハーフコートまで持っていく機会は増えましたね」
前年から役割も変化しているようで、「3ポイントだけではなく、ドライブも増えました」と明かした。ウインターカップこそ日本一に輝いたが、前回大会では福岡第一高校(福岡県)を相手に、試合終了残り5秒に決勝の3ポイントを献上。平良は「昨年はあんな負け方をしたので、絶対に優勝したいという強い気持ちを持っています」とリベンジに燃える。
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