2023.07.30

今大会の1試合個人得点ランキングは? 夏の全国で輝いた“点取り屋”たち/インターハイ2023男子

県立美来工科高校との2回戦で46得点をマークしたボヌ・ロードプリンス・チノンソ(藤枝明誠)[写真]=伊藤大允
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 高校バスケ界2大大会の一つ、「令和5年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」男子の部が、7月25日から7月30日にかけて開催された。

 留学生の活躍が際立った今大会。ボヌ・ロードプリンス・チノンソ(藤枝明誠)は2回戦で46得点をマーク。その他にも、見事優勝に輝いた日本航空のオルワペルミ・ジェラマイアやロハンジュラ・ジョン(別府溝部学園)などトップ10のうち5名が留学生となっている。

 初日から最終日まで、全国屈指のスコアラーがしのぎを削った本大会に出場した“点取り屋”たちは、どれだけの得点を記録したのだろうか。インターハイ2023の男子1回戦から決勝までにおける、1試合あたりの個人得点ランキングを以下にまとめてみた。

インターハイ2023 男子1試合個人得点ランキング
1位:46得点 ボヌ・ロードプリンス・チノンソ(藤枝明誠高校/2回戦・県立美来工科高校戦)
2位:40得点 赤間賢人(藤枝明誠高校/準々決勝・東山高校戦)
2位:40得点 松井龍之介(九州学院高校/1回戦・和歌山南陵高校戦)
2位:40得点 兼瀬友貴(九州学院高校/1回戦・和歌山南陵高校戦)
5位:39得点 エブナ・フェイバー(美濃加茂高校/1回戦・北陸学院高校戦)
5位:39得点 ロハンジュラ・ジョン(別府溝部学園高校/2回戦・岡山商科大学附属高校戦)
7位:37得点 ムバグゥ・イケチュク・フランシス(瓊浦高校/1回戦・八戸学院光星高校戦)
7位:37得点 オルワペルミ・ジェラマイア(日本航空高校/2回戦・東海大学付属諏訪高校戦)
9位:36得点 小川瑛次郎(羽黒高校/1回戦・鳥取城北高校戦)
10位:35得点 瀬川琉久(東山高校/準々決勝・藤枝明誠高校戦)

 1位に輝いたのは、ボヌ・ロードプリンス・チノンソ(藤枝明誠)。昨年のウインターカップでチームを全国3位へと導いてから約半年。今大会は、準々決勝で東山高校に敗れた藤枝明誠だったが、ロードプリンスの存在感は今大会でも際立った。冬のリベンジに向け、更なる成長に期待したい。

 2位は九州学院高校の松井龍之介、兼瀬友貴が40得点でランクイン。僅か4点差で惜敗し初戦敗退となったが、全国の舞台にスタッツで2人が名を残した。そして、同じく2位に赤間賢人(藤枝明誠)が並んだ。1位のロードプリンスとともに高校バスケ界を牽引する逸材は今大会でも安定した活躍を見せてくれた。

 5位から7位は、4名の留学生が独占。なかでも37得点で7位となったジェラマイア(日本航空)は、3ポイントシュートにリバウンドとオールラウンドな活躍で大会1番の注目選手に。6年ぶりの出場にして見事優勝を掴んだ日本航空の今後の活躍は、彼の成長にかかっているだろう。

 あとには、36得点で小川瑛次郎(羽黒高校)、35得点で瀬川琉久(東山高校)と注目株が続いた。個人として充実した活躍ぶりを見せている彼らだが、高校日本一の栄冠は逃す結果に。敗戦を経て、それぞれがどのような成長を見せてくれるのか、今後も注目必至だ。