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12月28日に東京体育館で「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子準決勝が行われ、土浦日本大学高校(茨城県)が福岡大学附属大濠高校(福岡県)に57-71で敗戦。8年ぶりのベスト4進出を果たし、48年ぶりの全国制覇を目指していた土浦日大だが、悲願達成とはならなかった。
試合を振り返った土浦日大の齋藤翔太は、「本当にキツいマークで、自分に3ポイントを打たせないディフェンスだった」と相手の堅強な守備について語り、悔しさをにじませた。40分フル出場した齋藤は、3ポイント4本中1本成功を含む10得点1リバウンド2アシストを記録している。
「そのなかでも、仲間がボールを渡してくれてシュートを打てたという面では、いいプレーができたとも思います。本当に、最後まであきらめないで、追いつこうと思ってプレーしていました」
惜しくも敗戦となった試合でも、仲間への感謝を忘れずに前を向く齋藤は、「今年は本当に最高なチームだった」と振り返る。
「3年生になって、オフェンスでフィニッシュを任されるようになったので、その部分ではチームに感謝したい。このチームで本当に良かったです。課題もありましたが、ベスト4という素晴らしい記録を残せたので、やりきったという感覚が大きいです。本当は優勝したかったですけど、ここまでこれて、本当に仲間に感謝しています」
3年生の齋藤は、このウインターカップを経て、大学進学後の目指す姿も明らかになったようだ。この先のプレーヤー像を聞かれると「大きな舞台でいいパフォーマンスを発揮できて、広々と自分のプレーを展開できるような選手として、大学でも活躍したい」と大学バスケへの意欲をのぞかせた。高校生活最後の大会で激しいディフェンスに苦しんだ経験を糧に、次のステージでさらに飛躍する齋藤の姿に期待したい。