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12月28日に東京体育館で「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子準決勝が行われ、福岡第一高校(福岡県)が藤枝明誠高校(静岡県)と対戦。94-65で勝利を収め、が2年連続の決勝進出を果たした。
チーム最多の21得点を挙げ、さらに9アシスト4リバウンドを記録した3年生の崎濱秀斗は「今日は自分たちの持ち味である“堅守速攻”がうまく体現できた」と振り返った。3ポイント10本中3本成功、2ポイント7本中6本成功という自身のスタッツについては、「チームのみんなが、自分にシュートを打てと声をかけてくれたのが今日のパフォーマンスにつながっている」と話し、チームメートへの感謝を口にした。
東山高校(京都府)との準々決勝では、終盤にタフショットを次々と沈めて逆転勝利の立役者となった崎濱だが、「あのシュート(逆転勝利につながった3ポイント)よりも、外した本数の方を気にしていた」とコメント。劇的な展開に舞い上がることなく、冷静に自身の課題を見つめて準決勝に臨んでいたようだ。実際に、準々決勝ではフィールドゴール成功率が30.0パーセント(20本中6本成功)に終わっていたが、準決勝では52.9パーセントと大幅な改善を見せた。
決勝では、福岡大学附属大濠高校(福岡県)との“福岡決戦”が実現する。11月3日に行われた本大会の福岡県予選決勝リーグの再戦となるが、崎濱はこの試合をケガで欠場し、チームは61-79で敗戦。崎濱はライバルとの試合について「大濠と対戦できることは本当にうれしい」としつつも「一番はウインターカップ予選の借りを返したい」とリベンジに燃えている。
「(福岡大附属大濠は)非常に勢いに乗っているチームでもありますし、どこからでも点が取れてディフェンスの強度も高くなっているので、明日は簡単にいくゲームではないと思います。それでも、しっかりスカウティングすれば絶対に勝てる試合だと思うので、そこは今日しっかりやっていければと思います」
準々決勝では自身の劇的シュートよりも、試合全体の成功率を冷静に振り返った崎濱。準決勝の勝利直後であっても歓喜の余韻に浸ることなく、すでにその視線は決勝戦に向かっていた。ウインターカップ2023男子決勝は12月29日午後1時ティップオフ。テレビ朝日系(地上波)で生中継される。