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8月3日から9日にかけて開催された「令和6年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」女子の部は、京都精華学園高校(京都府)の優勝で幕を閉じた。
同校は2022年大会、2023年大会に続き大会3連覇を達成。1948年から1950年の国民体育大会時代、1951年から1962年の選手権大会時代を含めて参照すると、女子の部としては史上4校目の偉業達成となった。
史上初の3連覇達成校は1948年の第1回大会から1950年の第3回大会を制した県立浦和第一女子高校(埼玉県)。浦和第一女子はその後も1954年の第7回大会から1956年の第9回大会に2度目の3連覇を達成し、1958年の第11回大会と1959年の第12回大会で2連覇を果たすなど、大会黎明期に強豪校として名を馳せた。
浦和第一女子に続く3連覇達成校となったのが、1968年の第21回大会から1970年の第23回大会にかけて大会優勝を果たした名古屋女子商業高校(愛知県/現・名古屋経済大学市邨高校)。1963年に大会が「全国高等学校総合体育大会」の一競技となって以来初の達成校となった。
その後は長期間にわたって偉業を達成する高校は現れず、名古屋女子商業の達成から26年後、ようやく誕生した3校目の達成校が名古屋短期大学付属高校(愛知県)だ。名古屋短期大学付属はその後、桜花学園高校に改称し、通算5回もの3連覇を達成。2006年の第59回大会から2009年の第62回大会にかけては4連覇、2012年の第65回大会から2016年の第69回大会にかけては5連覇を達成しており、通算優勝回数も25回と堂々たるトップに君臨している。
こうした名だたる高校に並ぶ偉業を果たした京都精華学園。同校はウインターカップでも現在2連覇を達成しており、これまで桜花学園のみが達成したことがある“夏冬3連覇”の大偉業に王手をかけている。果たして京都精華学園を止める高校は現れるのか、冬にかけての高校バスケ界にも引き続き注目したいところだ。