2024.08.10

「シュートを打つ時、どこを見てる?」史上最高のシューター2人が答えた共通点とは

オリンピック準決勝で36得点の活躍を見せたステフィン・カリー(右) [写真] = Getty Images
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 パリオリンピックのバスケットボール決勝は、男女ともに“王者”アメリカ代表と開催国フランス代表との戦いとなった。8月9日(現地時間8日、日付は以下同)の準決勝でセルビアを95-91で破った男子代表に続き、女子代表も10日の準決勝でオーストラリアに85-64で勝利し、決勝進出を決めている。

 危なげなく勝利した女子代表とは対照的に、男子代表の準決勝は最大17点のリードを覆し逆転勝利という劇的な展開となった。この勝利の立役者であるステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は、3ポイント14本中9本成功(成功率64.3パーセント)を含む36得点8リバウンド2アシストをマーク。オリンピックの試合におけるアメリカ代表の得点記録2位(1位は2012年ロンドンオリンピックのカーメロ・アンソニーによる37得点)を記録した。

 そのカリーと昨シーズンのNBAオールスターで3ポイント対決を披露したサブリナ・ヨネスクー(ニューヨーク・リバティ)も、チームUSAの一員として高いシュート力で女子代表の快進撃を支えている。オーストラリアとの準決勝ではわずか9分30秒の出場時間で3ポイント5本中2本(成功率40.0パーセント)を含む8得点を挙げた。

 この史上最高のシューターとも称されるカリーとヨネスクーに対して、アメリカ代表の公式SNSアカウントが興味深い質問をぶつけている。その質問とは、「シュートを打つ時、ボールとリングのどっちを見ている?」というものである。

 カリーは、「間違いなく、まずリングを見るね。ボールを放ったあとは0.5秒くらいボールを目で追って、もう一度リングに視線を戻す」と答えた。そして、続くヨネスクーの回答も「まずリングを見る。シュートを打ったらボールがリングに入るまでの動きを見て、最後にまたリングを見る」と、2人ともシュートを打つ際の視線の動きがほとんど共通していることがわかった。なお、この質問はそれぞれ別の場所で行われている。

 史上最高のシューターたちは、ともに決勝戦でアメリカに金メダルをもたらす活躍を見せることができるか。男子決勝戦は11日4時30分、女子決勝戦は同22時30分に行われる。

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