2025.08.25
7月26日(現地時間25日、日付は以下同)、現地メディア『Complex』が、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーのインタビュー記事と動画を公開した。インタビューの中で、カリーが自身の得点記録について言及している。
来シーズンでNBA17年目を迎えるカリーは、レギュラーシーズンにおけるNBA歴代通算得点ランキングについて問われると、次のように続けた。
「気にしてないわけじゃないよ。時々、計算はする。誰かの記録を追い越す度に、会場で『ジェリー・ウェストを抜いたよ、おめでとう!』みたいな演出がある。それを受けて、『僕はどこまで行けるんだろう』って考えるんだ」
カリーは昨シーズン終盤である4月3日のメンフィス・グリズリーズ戦で、NBAロゴのモデルとなったことでも知られる殿堂入りレジェンドのジェリー・ウェスト(元ロサンゼルス・レイカーズ)を抜き、NBA歴代通算得点ランキング25位につけた。その直後、4月7日のヒューストン・ロケッツ戦ではレジ-・ミラー(元インディアナ・ペイサーズ)を抜いて24位に浮上。現在のカリーの記録は2万5386得点となっている。
通算得点ランキングでカリーの前にいる23選手のうち、現役選手はレブロン・ジェームズ(1位、4万2184得点/ロサンゼルス・レイカーズ)、ケビン・デュラント(8位、3万571得点/ヒューストン・ロケッツ)、ジェームズ・ハーデン(11位、2万7687得点/ロサンゼルス・クリッパーズ)、ラッセル・ウェストブルック(20位、2万6205得点/デンバー・ナゲッツ)となっている。
トップ10に入るには、カーメロ・アンソニー(元ニューヨーク・ニックス他)が保持する2万8289得点を超える必要がある。現時点で2903点の差があるものの、カリーにとっては決して不可能な数字ではないだろう。カリーはこの先の目標について、次のようにコメントした。
「例えば1シーズン70試合に出場して、平均20何点かをあと2シーズン半くらい続けたらどうなるか…。そういう計算は、よく頭の中でしてるよ。どれくらいのレベルで、どのくらいの期間プレーを続ければ、あのリストの上のほうにたどり着けるのかって考える」
珍しく個人記録について言及したカリーだが、最優先はチームの成功だと付け加えた。
「そうやって(通算得点記録を)計算したあとでも、それについて再び考えるようなことはないよ。次に記録を塗り替えた時まで忘れてる。それ(記録)のおかげで少しだけ自分を鼓舞できるし、楽しめる。でも、それがプレーを続ける理由にはならない。僕が目指しているのは、優勝争いができるレベルにチームを導くことなんだ」
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