2025.07.28

デイミアン・リラードが語ったバックス時代に残した“大切な思い出”とは?

バックスでもクラッチショットを沈めたリラード[写真]=Getty Images
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 7月25日(現地時間24日、日付は以下同)。今夏ミルウォーキー・バックスと契約バイアウトの末、古巣ポートランド・トレイルブレイザーズと契約したデイミアン・リラードが、バックス時代を振り返った記事が現地メディア『Milwaukee Journal Sentinel』へ公開された。

 直近の2シーズンで、リラードはヤニス・アデトクンボとタッグを組み、レギュラーシーズン計131試合で平均24.6得点4.5リバウンド7.0アシスト1.1スティールをマーク。

 プレーオフではいずれもインディアナ・ペイサーズに敗れてファーストラウンド敗退に終わったものの、「エミレーツNBAカップ2024」(旧インシーズン・トーナメント)で2代目王者に輝き、オールトーナメントチームにも名を連ねた。

 バックスで過ごした2シーズンで、最も際立っている瞬間を聞かれた35歳のベテランガードはこう語っていた。

「最初の試合、シーズン初戦のフィリー戦で僕は大活躍した。だからその試合のことを覚えている。オールスターでスターターになったこともそう。あとは“Sac”相手にゲームウィナーを決めたこと。ファンのみんなが僕のブザービーターを待ちわびていたからね。2024年のプレーオフ初戦は絶好調で、ミルウォーキーで初のプレーオフゲームで前半に35得点を奪ったこと。それらすべてが大切な思い出になっている」

 バックスの一員として臨んだ初の公式戦。2023年10月27日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦で、リラードは39得点8リバウンド4アシストの衝撃デビューで勝利に大きく貢献。

 2024年のオールスターではキャリア初の先発入りを飾ってMVPを受賞。2024年1月15日のサクラメント・キングス戦では、2点ビハインドで迎えた延長残り5.2秒でボールをもらい、ハーフコートを過ぎた地点からブザービーターとなる決勝弾を放り込み、“デイム・タイム”を発動。

 2024年のプレーオフ初戦。ペイサーズ相手にリラードは前半だけで3ポイントシュート6本を決め切り、35得点の大暴れを見せて勝利の立役者となった。

 バックスにおけるキャリアは、昨シーズンのプレーオフで左足のアキレス腱を断裂してしまい、5月4日に修復手術を受けたことを機に一変。7月7日に正式にウェイブ(保有権放棄)されて制限なしFA(フリーエージェント)になり、20日に古巣ブレイザーズと契約したことでバックス時代が終焉。

 それでも、リラードのNBAキャリアはこれからも続いていく。まずはホームのポートランドでアキレス腱断裂という大ケガを乗り越え、ブレイザーズ第二期を迎える日を楽しみに待ちたい。

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