2025.07.28

フォーニエとブーチェビッチがSNSで”舌戦”を展開…かつてマジックで共闘した仲

フォーニエ(左)とブーチェビッチ(右)がSNSで”舌戦” [写真] = Getty Images
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 7月28日(現地時間27日)、ギリシャの強豪オリンピアコスB.C.がエバン・フォーニエとの3年の契約延長を正式に発表した。そのニュースを受け、フォーニエの元チームメイトでもあるニコラ・ブーチェビッチ(シカゴ・ブルズ)がSNSで発したコメントが話題を呼んでいる。

 ブーチェビッチは、フォーニエの契約延長に関する投稿を引用する形で、自身のX(旧Twitter)で以下のようにコメントした。

「オリンピアコスのファンが気の毒だよ。このクソ野郎をあと3シーズンも見なきゃいけないなんて」

 元チームメートの喜ばしいニュースに対して辛辣なコメントを送ったブーチェビッチ。このコメントに返す形で、フォーニエは次のように“反撃”している。

「いいんだよ、兄弟。お前がずっとドラフト順位争いで(下位チームで)プレーするのにうんざりしてるのは分かってるから」

 過去5シーズンでプレーオフ出場がわずか1回にとどまっているブルズの戦績を痛烈に揶揄したフォーニエ。かつてはコートの上でケビン・デュラント(ヒューストン・ロケッツ)とトラッシュトークを展開したフォーニエだけに、このやり取りは一見すると一触即発の雰囲気が流れているようにもとれる。

 しかし、この2人は2014年から2021年までオーランド・マジックで共にプレーしており、息の合ったコンビとして知られている。オーランドで築かれた絆がゆえの“愛あるビーフ”のようで、SNS上ではファンからの好意的な反応が見られている。

 フランス出身のフォーニエは2012年にデンバー・ナゲッツの一員としてNBAデビューを果たし、マジック、ボストン・セルティックス、ニューヨーク・ニックス、デトロイト・ピストンズと12年間で5チームを渡り歩いた。昨シーズンからオリンピアコスに加入したフォーニエは、ユーロリーグで37試合に出場して平均16.1得点をマーク。即戦力としての存在感を発揮し、この度の契約延長を勝ち取っている。

 モンテネグロ国籍であり、フォーニエと同じくヨーロッパ出身であるブーチェビッチは、2011年のドラフト11位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに加入しNBAのキャリアをスタート。翌シーズンにマジックへ移籍し約10年プレーしたのち、2021-22シーズン途中から現在のブルズでプレーしている。

 2人のやり取りを好意的に捉えた一部のファンからは「ブーチェビッチもオリンピアコスに来ればいいのに」といったコメントが寄せられている。

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