2025.08.07
シカゴ・ブルズのビリー・ドノバンHC(ヘッドコーチ)が、複数年の契約延長に合意した模様。7月28日(現地時間28日、日付は以下同)、現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。速報後にブルズ側も契約延長を公表したが、契約年数や金額などの詳細は明らかになっていない。
報道によると、ドノバンはブルズと昨シーズン終了直後から交渉を開始したという。交渉開始以降、HCのリクルート活動を進めていたニューヨーク・ニックスからの接触をはじめ、NBAドラフトやサマーリーグといったイベントが立て続けに起きていたが、その間も両者間での対話を続け、今回の合意に至った。
来シーズンにブルズのHCとして6年目を迎えるドノバンは、2015年にオクラホマシティ・サンダーの指揮官としてNBAデビュー。2020年からブルズのHCを務めており、NBA通算で800試合を指揮。10シーズンの通算戦績は438勝362敗で、ブルズのHCとしては通算195勝205敗を記録している。なお、NBA入り以前は、フロリダ大学で19シーズンにわたり指揮を執り、2006年と2007年に全米制覇を達成した。
昨シーズンのブルズは、レギュラーシーズンを39勝43敗(勝率47.6パーセント、イースタン・カンファレンス9位)で終え、プレーイントーナメントでマイアミ・ヒートに敗れプレーオフ出場を逃している。その前年にあたる2023-24シーズンもほぼ同じ結果(39勝43敗でカンファレンス9位、プレーイントーナメントでヒートに敗れプレーオフ出場ならず)に終わっている。
直近3シーズン全てでプレーイントーナメント敗退を喫しており、ドノバンHC指揮下のブルズの戦績は芳しいものとは言い難い。その中で、球団はドノバンのリーダーシップとフランチャイズ全体に与える影響力を高く評価しているようだ。
昨シーズンから若手主体のチーム編成に舵を切っているブルズだが、ドノバンは再建の道半ばにあるチームをどのように指揮していくのか。また、サマーリーグで強烈な印象を残し2ウェイ契約を勝ち取った河村勇輝の起用にも期待の目が集まっているだけに、来シーズンのブルズからは目が離せない。
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