2025.08.07

河村所属のブルズが名作ジャージ“ピンストライプ”を復刻!モデルにロッドマンを起用

ブルズの強さを引き立てたピンストライプのジャージ [写真]=Getty Images

 シカゴ・ブルズが、伝統の一着を復活させる。開幕がまもなくに迫る2025−26シーズン、ブルズは1990年代に誕生したピンストライプ柄のユニフォームを着用すると発表した。

 ブルズがこのユニフォームを初めて着用したのは、2度目のスリーピートで最初の優勝を果たした1995−96シーズン。この年、ブルズはレギュラーシーズンを72勝10敗という圧倒的な成績で走り抜け、4度目の優勝を達成。続く1996−97シーズンでもこのデザインは継続され、以降は2007−08シーズンと2012−13シーズンでも同様のデザインが採用された。

 今シーズンのブルズは、90年代の名作であるピンストライプジャージにモダンなアップデートを施す。襟元とアームホールのパイピングは刷新され、シカゴ市旗と同じ4つの星がウエストバンドを飾り、胸元のロゴは“BULLS”から本拠地のプライドを謳う“CHICAGO”の文字へと置き換え。クラシカルな雰囲気が色濃く強く打ち出された一着は、ステートメントエディションに相応しいファン垂涎の仕上がりとなっている。

 さらに、ブルズは伝統のジャージを復活させるにあたり、“あの男”にも協力を要請した。球団は新ジャージのお披露目にともない、NBAにおけるディフェンスの哲学を築き上げた歴代屈指のリバウンダー、デニス・ロッドマンをキャンペーンモデルに起用。モデルルックとともに公開されたショートインタビューにおいて、奇抜な5度のNBAチャンピオンはジャージの復刻を手放しに喜んでいる。

「俺はいつもこのジャージだけを着ていた。このジャージだけだ。シカゴらしいよな。(新シーズンのジャージは)オリジナル感が強くて、同じ配色だ。これが俺のお気に入り。クローゼットに何が入っていようと、うまく着こなせばいい。俺は自分をジム・モリソンやジミ・ヘンドリックスみたいなやつだと思ってる。着たいものを着るんだ。俺のスタイルはシカゴから始まった。(デトロイト・ピストンズを退団した)1993年にはそれまでの自分に飽きてきて、“バッドボーイ”としてのイメージを全部変えたんだ。このジャージは本当に伝説的だ。ピンストライプが帰ってきたぞ!」

 しかし、ロッドマンはこのジャージがただ過去を振り返るためのものではなく、新世代にとっても新しい価値を持つと考えている。キャンペーンには現役ロスターからコビー・ホワイトとマタス・ブゼリスも登場しており、ピンストライプのジャージに興奮を隠せない様子だった。

 ブルズは8月下旬に開催されるブルズフェスでこのジャージを公の場で初披露し、シーズン中は特定のステートメントエディションのゲームナイトでジャージを着用する予定。また、米版『NBA.com』のお知らせによると、新ジャージおよび関連のリテールコレクションは、現地時間10月15日(水)より『shop.bulls.com』で発売となる。

 来シーズンのブルズには、2way契約を締結した河村勇輝が在籍。日本人プレーヤーのブルズジャージを伝統のデザインで。誰もが夢に見たコレクタブルなアイテムとなるに違いない。

文=Meiji

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