2025.07.28

トーマス・ブライアント、来シーズンはギリシャでプレーか…かつて八村塁と共闘

ギリシャのクラブへ移籍の噂が報じられたブライアント [写真] = Getty Images
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 昨シーズンはインディアナ・ペイサーズでプレーし現在フリーエージェントとなっているトーマス・ブライアントが、ギリシャの強豪パナシナイコスBCとの契約間近の模様。現地メディア『TeleSport』が7月28日(現地時間27日)に報じている。

 ブライアントは、昨シーズン途中にマイアミ・ヒートからインディアナ・ペイサーズに移籍。ジェームズ・ワイズマンとアイザイア・ジャクソンという2人のビッグマンが立て続けにアキレス腱断裂に見舞われたことを受けての補強として獲得されていた。ペイサーズでは56試合に出場し、平均6.9得点3.9リバウンドを記録。長距離を打てるビッグマンとしてプレーオフでも要所で起用され、イースタン・カンファレンス優勝に貢献した。

 現在27歳のブライアントは、2017年にロサンゼルス・レイカーズの一員としてNBAデビュー。その後、ワシントン・ウィザーズを経て再びレイカーズに戻り、さらにデンバー・ナゲッツやヒートを渡り歩き、ペイサーズは自身にとって5チーム目となっていた。

 ブライアントは、ナゲッツに在籍していた2023シーズンにリーグ制覇を経験している。また、ナゲッツ移籍前に在籍していたレイカーズでは、レブロン・ジェームズNBA通算最多得点記録を更新した瞬間をコートで迎えている稀有な人物である。ウィザーズでは八村塁(現レイカーズ)とチームメートとして共闘した過去もあるため、日本のNBAファンには何かと馴染みのある存在かも知れない。

 パナシナイコスはこの夏を通じてNBAクラスのセンター獲得を目指しており、直近ではサクラメント・キングスからデンバー・ナゲッツに移籍したヨナス・バランチュナスの獲得に乗り出していると報じられていたが、ナゲッツ側が放出に消極的だったため破談に終わっている。そのため、フリーエージェントであるブライアント獲得に切り替えたようだ。

 報道によると、両者間の交渉は順調に進展しており、契約に至った場合のブライアントの報酬は年間300万ドル(1ドル148円換算で約4.5億円)になる見込みだという。

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