2025.07.27

制限付きFAのクミンガはウォリアーズとの契約交渉で焦りナシ…単年約12億のオファーは拒否か

ウォリアーズとの契約交渉に時間をかけるクミンガ[写真] = Getty Images
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 今オフに制限付きFA(フリーエージェント)となり、新シーズンの所属先がいまだ不透明となっているゴールデンステイト・ウォリアーズジョナサン・クミンガ。球団は彼との協議を進めている一方で、クミンガ側がオファーされている内容に納得せず、今後も交渉は長引く見込みだ。

 クミンガとの契約交渉がネックとなり、今オフには選手との契約やトレードを一切行っていないウォリアーズ。球団としては他チームに後れを取る形となっているが、現地メディア『ESPN』によると、クミンガ側は他球団との可能性も探るために契約を急がない姿勢だという。

 FAとの契約交渉が解禁された直後に、ウォリアーズはクミンガへ単年790万ドル(約11億6700万円)のクオリファイング・オファーを提示したが、クミンガ側はこの数字に難色。フェニックス・サンズやサクラメント・キングスがクミンガに強い興味を示したという報道もあったものの、その後の進展は見られない。

 ウォリアーズはベテランセンターであるアル・ホーフォードの獲得も画策しているが、クミンガの契約がまとまるまでは、計画を実行には移さないとも『ESPN』は報道。可能な限り、キャップスペースに余裕を持たせた状態を維持する意図があるという。

 昨シーズンのウォリアーズはウェスタンカン・ファレンスの第7シードでプレーオフに進出し、1回戦では格上のヒューストン・ロケッツを第7戦で撃破したのち、2回戦ではミネソタ・ティンバーウルブズに1勝4敗で敗戦。クミンガはプレーオフで計8試合に出場し、1試合平均15.3得点2.5リバウンド1.3アシストをマークした。

 ウォリアーズ側とクミンガ側で、契約の価値に隔たりが生じているこの状況。昨シーズンからのアップグレードを行うためにも、球団としては一刻も早く話し合いを集結させたいところだろう。

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