2025.07.28

「真夜中に弟から知らされた」…キャメロン・ジョンソンがトレードの実態を語る

自身のトレードについて語ったジョンソン [写真] = Getty Images
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 昨シーズンまでブルックリン・ネッツでプレーし、今オフのトレードによってデンバー・ナゲッツの一員となったキャメロン・ジョンソンが、ポッドキャスト番組『The Young Man and the Three』に出演。番組では、CJ・マッカラム(ワシントン・ウィザーズ)、 ダンカン・ロビンソン(デトロイト・ピストンズ)、ジョージ・ニアン(ボストン・セルティックス)という“このオフシーズンでチームを移籍した”という共通項のある選手同士でラウンドテーブル式にトークを繰り広げた。

 ジョンソンは2019年にフェニックス・サンズの一員としてNBAデビュー。2022-23シーズン途中にケビン・デュラント(現ヒューストン・ロケッツ)らが絡むトレードでネッツへ移籍。昨シーズンは57試合に出場し、平均18.8得点4.3リバウンド3.4アシストを記録している。

 番組の中でトレードに関する話題になると、ジョンソンはサンズからネッツに移籍した際の出来事を次のように回想した。

「フェニックスからブルックリンにトレードされた時の話なんだけど、最初に知ったのは弟からの電話だったんだ。そのあとに父からも連絡があって、当時の彼女も『何が起きてるの?』っていう感じで連絡がきた。僕はTwitter(現X)をやっていなかったから、トレードの報道を全く知らなかった。だから、みんなから電話で『お前、トレードされたぞ』って言われた時も、『冗談でしょ?今(夜中の)1時半だよ?』って返したんだ」

 当時サンズの一員だったジョンソンは、自身のトレードを深夜1時半に弟からの電話で知らされたと語る。選手がSNSから自身のトレードを知るというのは、NBAではもはや珍しい話ではないのかも知れない。ジョンソンのように、チームからの公式な通知よりも先にSNSから情報を得る例は後を絶たない。ニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソンは、ショッピングモールを散策している最中にファンからジョシュ・ハートのニックス加入の速報を知らされ、喜びあがる様子をおさめた動画が拡散されている。

 もっとも、ジョンソンは今回のデンバーへの移籍は事前に把握できていたようだ。番組の中でも、新天地で迎える来シーズンへの準備ができていることを語っている。昨シーズン26勝56敗と苦戦しプレーオフ進出を逃した再建期のネッツを離れ、ニコラ・ヨキッチ擁する優勝候補であるナゲッツに加わったジョンソンの飛躍に注目したい。

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