2023.06.27
今年2月。ブルックリン・ネッツはカイリー・アービングをダラス・マーベリックスへ放出し、ケビン・デュラントを4チーム間のトレードでフェニックス・サンズへ手放すなど大きな動きを見せた。
その見返りとして、ネッツはスペンサー・ディンウィディー、ドリアン・フィニー・スミス、ミケル・ブリッジズ、キャメロン・ジョンソン、さらには複数のドラフト指名権を獲得。
オールスターブレイク後、チームは4連敗に陥るも、そこから3連勝で挽回。3月11日(現地時間10日、日付は以下同)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦を延長の末に勝ち切り、13日にはウェスタン・カンファレンス首位の46勝21敗を誇るデンバー・ナゲッツとのアウェーゲームを122-120で制し、今シーズンの戦績をイースタン・カンファレンス5位の39勝29敗とした。
ナゲッツ戦を迎える前の時点で、ネッツはブリッジズがチームトップの平均25.8得点に5.0リバウンド2.8アシスト1.1スティール、ディンウィディーが同18.6得点3.8リバウンド6.9アシスト1.2スティール、ジョンソンが同17.0得点4.5リバウンド1.5アシスト1.3スティール、フィニー・スミスが同6.5得点5.4リバウンド1.7アシストと、新戦力が活躍を続けている。
ただ、ブリッジズとディンウィディー、フィニー・スミスが来シーズンも契約下にいるのに対し、ジョンソンは開幕前にサンズと延長契約を締結できなかったため、今シーズン終了後に制限付きフリーエージェント(FA)となる。
12日に地元メディア『New York Post』へ公開された記事のなかで、ジョンソンは「今の僕のゴールは、試合に勝ち続けてプレーオフへ向けて突き進むこと」と語っており、あくまで今シーズンに集中しているというのが現状だ。
もっとも、同メディアのブライアン・ルイス記者によると、ジョンソンの新契約は年平均で1800万ドル(約23億9400万円)、あるいは2000万ドル(約26億6000万円)まで上がる可能性があるという。
27歳のフォワードにとって、今夏のFA戦線は大型契約を結ぶ大きなチャンス。ネッツの主力としてプレーオフ進出に貢献するだけでなく、ポストシーズンの舞台でも活躍することを期待したい。
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