2025.07.29

肉体改造に取り組むルカ・ドンチッチ「これからも進み続けなきゃいけない」

クロアチアで厳しいトレーニングに励んだドンチッチ[写真]=Getty Images
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 ロサンゼルス・レイカーズのスーパースター、ルカ・ドンチッチは、「NBAプレーオフ2025」ファーストラウンドでミネソタ・ティンバーウルブズに1勝4敗で敗退後、健康とコンディショニングの面で「大きな一歩」を踏み出すことに成功した。

 7月28日に公開された『Men’s Health Magazine』の表紙には、スリムになったドンチッチが登場。この2カ月間、クロアチアでこなしたトレーニングが奏功したようだ。

「自分の体が良くなっているのが目に見えて分かる」と語ったドンチッチは、グルテンフリーで低糖質の食生活を送り、間欠的断食を続けていて、1日あたり最低250グラムのタンパク質を摂っているという。

 公称198センチ104キロのドンチッチは、そのサイズを駆使してオールラウンドなプレーをしてきたガード。NBAキャリア7シーズンで平均28.6得点8.6リバウンド8.2アシスト1.2スティールを残し、オールスターとオールNBAファーストチームにそれぞれ5度選出。

 ダラス・マーベリックスでプレーした2023-24シーズンには平均33.9得点でスコアリングリーダーに立ったほか、MVP投票で3位に入り、チームをNBAファイナルへと導く殊勲者となった。

 ただその一方で、コンディショニングについては不安視され、昨シーズンはふくらはぎの負傷もあって自己最少の50試合の出場に終わっていた。

 理学療法士によると、クロアチアで行なったトレーニングにはバスケットボールをしない期間が1か月含まれていて、ドンチッチは6月までシュート練習を再開しなかったとのこと。

 これまでにないほどハードに取り組んだドンチッチは、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)とコービー・ブライアント(元レイカーズ)からインスピレーションを得ていて、両者はオフシーズンにこなしてきたトレーニングで「多くを犠牲にした」とドンチッチが語っている。

 そして26歳のスーパースターは「今年、チームと一緒に僕は大きな一歩を踏み出した。けどこれは始まりにすぎないんだ。これからも進み続けなきゃいけない。止まっちゃいけない」と口にしていた。

 29日(現地時間28日)。ドンチッチはMLBニューヨーク・ヤンキースのホーム、ヤンキー・スタジアムでスーパースターのアーロン・ジャッジと対面し、そのスリムな肉体を披露。

 レイカーズとの延長契約を控えるドンチッチは、8月下旬にスタートする「FIBAユーロバスケット2025」へ出場すべく、スロベニア代表チームへ合流することが見込まれている。そのため、“肉体改造中”のドンチッチのプレーは、ユーロバスケットでお披露目されることになりそうだ。

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