2025.07.25
7月23日(現地時間22日)。ロサンゼルス・レイカーズは、マーカス・スマートと契約したことを正式に発表した。契約内容は2年1100万ドル(約16億600万円)と『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が先日報じていた。
NBAキャリア11シーズンでボストン・セルティックス、メンフィス・グリズリーズ、ワシントン・ウィザーズでプレーしてきた31歳のスマートは、190センチ99キロのベテランガード。
屈強な肉体と鍛え上げたフットワークを武器に複数のポジションを守ってきた男は、これまでにオールディフェンシブファーストチームへ3度選ばれ、2022年には最優秀守備選手賞(DPOY)を受賞。2017年に新設されたハッスルアウォードでは2019、2022、2023年と、歴代最多の3度輝いた実績を誇る。
優勝経験はないものの、セルティックス時代にプレーオフへ計108試合出場し、2022年にはNBAファイナルも経験した男は、新天地レイカーズでルカ・ドンチッチ、オースティン・リーブスらとともにバックコートで主力を務め、レブロン・ジェームズや八村塁、ディアンドレ・エイトンらと共闘していく。
自らの体を犠牲にしてルーズボールダイブやリバウンド争いに参戦するハードワーカーが、ウィザーズとの契約バイアウトを経てレイカーズ入りした要因の1つはドンチッチからの勧誘。スマートは入団会見で「ルカみたいな選手から連絡が来た時、僕の状況を確認してくれて、僕の助けが本当に必要だと言ってくれてすごく嬉しかった」と話していた。
昨シーズンにウェスタン・カンファレンス3位の50勝32敗を残したレイカーズは、プレーオフ1回戦でミネソタ・ティンバーウルブズに1勝4敗で敗退も、“2大スーパースター”ドンチッチとレブロンを中心に王座獲得を目指している。
ここ2シーズン、相次ぐケガのため計54試合の出場に終わっているスマートは「やる気に満ちている。この2年の僕は、自分の眼には期待外れだと映っていた。ケガによって立ち止まってしまい、抑え込んでしまったようなもの。けど妻と家族へ話したように、すべてのことには理由があるんだ。面白いことに、12年前に僕はここへ来ていたかもしれなかった。そして今こうしてここにいる」と、2014年のドラフト前にワークアウトしたレイカーズで迎える今シーズンに向けて意気込んだ。
昨シーズンの王者オクラホマシティ・サンダーを筆頭に、ウェストは難敵ぞろいながら、スマートは「このチームに限界なんてないんだ。チーム全員が集中し、やるべきことをこなせば、チャンスはあると思う」と自信を口にしていた。
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