2025.07.20

マーカス・スマートがレイカーズと2年契約へ…ドンチッチからラブコールを受け決断か

レイカーズへの移籍が報じられたマーカス・スマート [写真] = Getty Images
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 ワシントン・ウィザーズマーカス・スマートが、ロサンゼルス・レイカーズとの契約に合意した模様。7月20日(現地時間19日、日付は以下同)、現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。

 報道によると、スマートは既にウィザーズとの契約バイアウトに合意済であり、レイカーズとは2年1100万ドル(1ドル148.8円換算で約16.4億円、為替換算は以下同)の契約を結ぶ意向であることが分かった。この契約には2年目にあたる2026-27シーズンのプレーヤーオプションが含まれているという。

 スマートは2014年にドラフト全体6位指名でボストン・セルティックスに入団しNBAデビュー。攻守両面で存在感を発揮し、オールNBAディフェンシブファーストチーム(2019年、2020年、2022年)とNBAハッスル賞(2020年、2022年、2023年)にそれぞれ3度の選出を果たしている。また、2022年ではNBA最優秀守備選手賞(DPOY)に選出されており、1996年のゲイリー・ペイトン(元シアトル・スーパーソニックスほか)以来となるガード選手としてのDPOY受賞を果たした。

 リーグ屈指の高い守備能力を誇るスマートに対し、フェニックス・サンズやミルウォーキー・バックスも獲得に関心を示していたが、最終的にはレイカーズを新天地に選んだ模様。この背景として、レイカーズのルカ・ドンチッチが自らスマートに連絡を取り、スマートと共にプレーすることへの強い希望を伝えていたことが移籍の後押しとなったと報じられている。

 セルティックスで9年連続プレーオフ進出を果たしていたスマートだが、2023年にメンフィス・グリズリーズへトレードされて以降、2024-25シーズン途中から加入したウィザーズを含めて直近2年はポストシーズン出場を逃している。さらに、右手の指のケガの影響もあり過去2シーズンでの出場試合数は計54試合にとどまり、昨シーズンのプレータイムはキャリア最少となる平均20.0分に留まっていた。

 なお、レイカーズはスマートの加入に伴い、ガードのシェイク・ミルトンをウェイブする見込み。ドリアン・フィニー・スミス(現ヒューストン・ロケッツ)やディアンジェロ・ラッセル(現ダラス・マーベリックス)らが絡むトレードの一環として昨年末にブルックリン・ネッツからレイカーズに加入していたミルトンは、21日に1年300万ドル(同約4.5億円)契約が完全保証となる予定だった。

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