2024.09.30
12月27日(現地時間26日、日付は以下同)に敵地スムージーキング・センターで行われたニューオーリンズ・ペリカンズ戦。メンフィス・グリズリーズは第4クォーター開始時の13点ビハインドから挽回して延長へ持ち込み、最終スコア116-115で勝利を収めた。
この日はジャ・モラントがゲームハイの31得点に4リバウンド7アシスト2ブロック、デズモンド・ベインが27得点5リバウンド7アシスト、ジャレン・ジャクソンJr.が19得点10リバウンド、ビスマック・ビオンボが8得点7リバウンド2ブロックをマーク。
モラント復帰後、グリズリーズは無傷の4連勝。28日を終えた時点でウェスタン・カンファレンス13位の10勝19敗としたのだが、ペリカンズ戦の勝利はディフェンス面の踏ん張りが大きかったと言えるだろう。
グリズリーズはゼイビア・ティルマンSr.の5ブロックを筆頭に、チーム全体で今シーズン最多の17ブロック。さらには10スティールを記録し、ペリカンズのフィールドゴール成功率を43.3パーセント(42/97)へ抑え込んだ。
このチームは20日のペリカンズ戦でも敵地で最大24点ビハインドを背負う展開に陥るも、大逆転勝利を飾っており、モラントはチームとしての自信を口にしていた。
「俺たちにどんなことができるかは分かっている。自分たちに言い聞かせたんだ。前にもやったじゃないかとね。俺たちはすごく自信にあふれていた」
そんなグリズリーズにとって大きかったのは、マーカス・スマートの戦列復帰だろう。左足捻挫から18試合ぶりの出場となった29歳のパワーガードは、29分19秒プレーして13得点1リバウンド3アシスト5スティール1ブロックを記録。
延長終盤にモラントのアリウープダンクを演出するロブパスを決めたベテランは、第4クォーターに両チーム最多の10得点を奪い、4点リードで迎えた延長残り45.0秒にはザイオン・ウィリアムソン(198センチ128キロ)がドライブしてくるなか、カバーに入って値千金のテイクチャージを奪うなど攻防両面で見事なプレーを見せた。
「俺たちがお互いのためにやらなきゃいけない犠牲ってやつさ。チームメートたちのためにラインへ入って自分の体を入れないといけないんだ。彼らも自分のために同じことをしてくれるからね」
スマートは試合後に『Bally Sports』へそう語り、復帰戦の勝利を喜んだ。グリズリーズは29日にデンバー・ナゲッツ、翌30日にロサンゼルス・クリッパーズとのアウェー2連戦というタフな日程ながら、モラントに続いてスマートも復帰したことは、今後に向けて間違いなく好材料となったに違いない。
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