クリス・ポールがクリッパーズ移籍…キャリア最後のシーズン、古巣で優勝を狙う

クリッパーズ移籍が報じられたクリス・ポール(左) [写真] = Getty Images

バスケットボールキング編集部

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　クリス・ポールが、ロサンゼルス・クリッパーズと1年360万ドル（1ドル＝147円換算で約5.3億円）の契約を結ぶことで合意した。7月22日（現地時間21日、日付は以下同）、現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。

　来シーズンでキャリア21年目を迎えるポールは、現在40歳の大ベテラン。今月7日に行われた現地イベントでのインタビューの中で、自身の現役期間をについて「せいぜいあと1年かな」と語っていたため、2025-26シーズンがキャリア最後のシーズンとなる可能性が高い。同メディアによれば、複数のチームがポール獲得に関心を寄せていたが、自身のラストランとしてポールが選んだのは、古巣であり家族が過ごすロサンゼルスに本拠地を置くクリッパーズとなった。

　ポールにとって、今回の移籍は古巣への復帰となる。2005年のNBAドラフトでニューオーリンズ・ホーネッツ（現ニューオーリンズ・ペリカンズ）から全体4位指名を受けリーグ入りしたポールは、2011－12シーズンから2016－17シーズンまでの6年間クリッパーズでプレーしていた。クリッパーズ在籍中に5度のオールスター出場を果たし、球団史上最多となる5回のオールNBAチーム選出を果たす。また、当時記録した通算4023アシストも球団最多記録として名を刻んでいる。

　その後、ヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダー、フェニックス・サンズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズを経て、昨シーズンはサンアントニオ・スパーズに所属。ビクター・ウェンバンヤマをはじめとした若手選手を中心としたチームで指導者の役目も果たしていた。また昨シーズンはレギュラーシーズン全82試合に出場し、キャリア20年目以降の選手としては史上初の快挙を成し遂げている。ポールはこれまで通算1万2499アシスト、2717スティールを記録しており、共にNBA歴代2位に君臨している。

　クリッパーズはこのオフシーズンで、ミルウォーキー・バックスからブルック・ロペス、ユタ・ジャズからジョン・コリンズ、フェニックス・サンズからブラッドリー・ビールを獲得し、実績のある選手を立て続けに補強している。キャリアの集大成を古巣で迎えることとなったクリス・ポールが、新たな仲間とともに悲願の初優勝を目指す。