2025.07.19

ギリシャチームとの契約も噂されたバランチュナス…ナゲッツのフロントは「心配無用」と強調

NBAからの離脱も噂されていたバランチュナス[写真]=Getty Images
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 7月14日(現地時間13日)に成立したデンバー・ナゲッツとサクラメント・キングスのトレードにより、ナゲッツに移籍加入することになったヨナス・バランチュナス。一時はギリシャのパナシナイコスと契約する噂も流れたが、今シーズンもNBAで競技に臨むことになりそうだ。

 話がまとまるまでにひと悶着あり、様々な憶測が飛び交っていたなかで、19日の記者会見にナゲッツのバスケットボール運営部門バイスプレジデントのベン・テンザー氏が出席。もともとは新規加入したキャメロン・ジョンソンの紹介を目的とした場であったが、リーグ界隈を賑わせたバランチュナスの話題にも触れた。

 テンザー氏はバランチュナスとの契約について、「彼が契約を履行すること、そして彼がナゲッツの一員になることを楽しみにしていること、これらにおいて議論は健全そのものだ」と言及。新シーズンの開幕戦でバランチュナスがロスター入りするのかについても、「心配は不要だ」と強調している。

 今夏には「FIBAユーロバスケット2025」が開催され、バランチュナスはリトアニア代表の一員として出場する予定。テンザーとバランチュナスはすでに建設的な話し合いを行っているようで、現地メディア『ESPN』はナゲッツのメンバーが現地を訪れる可能性もあると指摘している。

 ニコラ・ヨキッチジャマール・マレーらを中心としたチーム作りで2023年にはリーグ制覇を達成したナゲッツ。今オフにはジョンソンやバランチュナスに加えて、優勝メンバーのブルース・ブラウンやベテランガードのティム・ハーダウェイJr.とも契約を交わし、球団史上2度目の戴冠に向けた補強を続けている。

 昨シーズンのナゲッツはローテーションのメンバーも限られ、大黒柱のヨキッチはキャリア最長となる平均36.7分の出場時間を記録。新たにナゲッツの一員となるバランチュナスには、オールスタービッグマンの休息時間を増やす働きが求められる。

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