2025.07.30
7月28日(現地時間27日、日付は以下同)。イスラエルのメディア『Ynet』へ、ポートランド・トレイルブレイザーズのデニ・アブディヤのインタビューが公開された。
206センチ95キロのウイングは、2020年のドラフト1巡目9位でワシントン・ウィザーズから指名され、NBAキャリア最初の4シーズンをプレー。2023-24シーズンには平均30.1分14.7得点7.2リバウンド3.8アシストと自己最高のスタッツをマーク。
ところが、2024年7月7日に正式に成立したトレードでブレイザーズへ移籍。ドラフトから4シーズンも過ごしたワシントンD.C.から離れた当時をこう回想していた。
「長年、自分の傍にいてくれた人たちと僕は、あのチームと親密かつ強い結びつきを作り上げた。けどトレードされた瞬間、僕はまるで背中にナイフが刺さったような気がしたんだ。(トレードが)ビジネスで、このリーグの一部なのは理解している。けどいつだって僕はチームと、一緒にやっている人たちへ忠実なんだ」
新天地ブレイザーズで迎えた昨シーズン。アブディヤは72試合(うち先発は54試合)に出場し、平均30.0分16.9得点7.3リバウンド3.9アシスト1.0スティールを記録。特にオールスターブレイク後は平均33.6分23.3得点9.7リバウンド5.2アシストにフィールドゴール成功率50.8パーセント、3ポイントシュート成功率41.7パーセントをたたき出し、主力の一角を務め上げた。
ブレイザーズで1年目を終えたアブディヤは昨シーズンをこう振り返る。
「新たなチャプターを始めることは怖さもありワクワク感もあった。自分がどこで終えるのか、自分にとって正しい状況なのか不確かだからね。それに関しては自分でコントロールできないから怖いんだ。けど僕は誰とでも、どこであろうと自分のキャラクターと能力がフィットするからハッピーさ。ポートランドで最高のホームを見つけたよ。これから起こることを楽しみにしている」
今夏ブレイザーズはディアンドレ・エイトン(現ロサンゼルス・レイカーズ)、アンファニー・サイモンズ(現ボストン・セルティックス)が退団。新人センターのヤン・ハンセン、トレードでドリュー・ホリデーが加わったほか、FA(フリーエージェント)戦線でデイミアン・リラードが古巣へ復帰。
今シーズンも先発スモールフォワード起用が期待されているアブディヤだが、今夏は8月下旬に開幕する「FIBAユーロバスケット2025」へ出場予定。新たなホームを見つけた24歳のウイングが繰り出すプレーは必見だ。
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