2025.07.30

ブロニーのインタビュー記事が公開…苦戦した昨季を振り返り「必要な経験だった」

ブロニー(左)がインタビューで昨シーズンを振り返った [写真] = Getty Images
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 7月30日(現地時間29日、日付は以下同)、現地メディア『ESPN』はブロニー・ジェームズロサンゼルス・レイカーズ)のインタビュー記事を公開した。

 昨シーズンにNBAデビューを果たしたブロニーは、2024年10月23日に行われたミネソタ・ティンバーウルブズ戦で、父レブロン・ジェームズとともにNBA史上初となる“親子共演”を果たした。しかし、自身はその試合映像を一度も見返していないという。

「僕のことを知ってる人なら分かると思うけど、大きな舞台で目立つのはあまり好きじゃないんだ。もちろん、父子でNBAの試合に出場できたのは素晴らしい経験だった。でも、ああいう形でスポットライトを浴びるのは苦手だし、振り返ることもない。自分がしっかりプレーできた試合なら見るけど、そんなわけでもないし…」

 昨シーズン、ブロニーはNBAで27試合に出場し、平均2.3得点0.7リバウンド0.8アシストを記録。印象的なパフォーマンスを残した試合は少なく、1月29日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦では15分間の出場で無得点に終わった上、3つのターンオーバーを犯した。さらに、この日43得点を記録したタイリース・マキシーに徹底的に狙われ、ディフェンス面でも未熟さを露呈した試合となった。NBAの派手な“洗礼”を受けたブロニーは、この試合を次のように振り返った。

「あの試合で、自分が今どの位置にいるか分かった。単純に“もっと上手くなりたい”って思った。もっとシュートを練習して、身体をつくり、IQも上げて、映像も見て、ということをコーチたちと取り組まなければって思ったんだ。間違いなく、僕にとって必要な経験だった」

 GリーグとNBAを行き来していたジェームズは、サウスベイ・レイカーズの一員としてプレーしたシーズン終盤の7試合で、平均22.8得点5.6アシスト5.1リバウンド1.6スティールを記録。攻守両面で着実に改善している姿を見せた。

 レイカーズの指揮官であるJJ・レディックは、ブロニーに対して次のように𠮟咤激励している。

「僕が君のことを信じる気持ちよりも、君が自分自身を信じる気持ちの方が強くなければいけない。そして、自身に課す基準が僕が求めているものよりも高くなければならない」

 現在20歳のブロニーは、その言葉をかみしめるように来シーズンに向けての意気込みを語った。

「毎日コツコツと準備を積み重ねていて、どんどん自信がついてきている。それを実感しているんだ」

 ルーキーイヤーの苦い経験をも糧にしているブロニーの、来シーズンの飛躍に期待が高まる。

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