2023.01.08

横浜BC U15の対策に苦しんだ四日市メリノール学院の榎木璃旺…「自分が決めるところで決めていれば」

全中王者・四日市リノール学院をけん引した榎木璃旺[写真]=バスケットボールキング
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 1月7日、「Jr.ウインターカップ2022-23 2022年度 第3回全国U15バスケットボール選手権大会」の男子準決勝が開催。昨年夏に開催された「第52回全国中学校大会」で王者に輝いた四日市メリノール学院中学校横浜ビー・コルセアーズU15と激突したが、46-59で惜しくも決勝の舞台に立つことはかなわなかった。

 四日市メリノール学院をけん引したエース、榎木璃旺(3年)は準決勝でも20得点10リバウンドとダブルダブルの活躍。試合開始から積極的にシュートを放ち、攻撃が停滞している時間もチームを支え続けた。試合後のメディア対応で、榎木は「前半で自分たちが飲み込まれてしまった」と、敗因を語っている。

「タフショットが多くなってしまって、後半は(切り替えて)やっていこうと話していたんですけど、流れを持っていくことができず、自分がシュートを決めるところで決めていればこのような結果にはなっていなかったと思います」

 また、横浜BC U15が繰り出してきた対策に終始苦しんだという榎木。ディフェンスの寄りや、自身の得意なシュートへのコンテストなど、攻撃を停滞させられる場面があったと振り返った。

横浜BC U15の強烈なディフェンスに苦しんだという榎木(中央)[写真]=バスケットボールキング

 チームを率いた山崎修ヘッドコーチについては、「1年生の頃からスタートで出させてもらって、たくさん試合を経験させてもらった」と感謝の言葉を述べた榎木。高校では「メンタルの部分を鍛えていきたい」と、今後の展望を語っている。

 榎木はボストン・セルティックスのスター、ジェイソン・テイタムを憧れの選手に挙げる。「勝負所でシュートを決め切るので、そこを真似していきたいと思っています」と、自身の課題も併せて明確にしつつ、インタビューを締めくくった。