2017.07.28
いよいよフリオ・ラマス氏が男子日本代表“AKATSUKI FIVE”の采配を振るう時が来た。
ラマスヘッドコーチが日本代表を指揮する最初のゲーム、男子日本代表国際強化試合2017、ウルグアイ代表との一戦が7月29日、30日、青山学院記念館(東京都渋谷区)で行われる。この試合を前に男子日本代表はFIBA ASIAカップに出場する12名の選手を発表。それだけにウルグアイ代表との一戦はFIBA ASIAカップへの壮行試合であり、日本代表の現在位置を知るための重要なゲームと言える。
代表:【リリース】平成29年度男子日本代表チーム FIBA ASIAカップ2017 日本代表選手発表https://t.co/pu7DQmB3DS
▼男子国際強化試合2017 大会公式サイトhttps://t.co/NgKWcK1PzH#AkatsukiFive pic.twitter.com/1IHbDyrJsQ
— 日本バスケットボール協会(JBA) (@JAPANBASKETBALL) July 25, 2017
ラマスHCはアルゼンチン・ブエノスアイレス出身。20代前半からアルゼンチンの国内リーグでコーチ人生をスタートさせ、34歳の時にアルゼンチン代表を率いて、FIBA世界選手権のアメリカ大陸予選で初めて指揮を執った。代表活動のトピックスと言えば、2008年の北京オリンピックで、アシスタントコーチとして銅メダル獲得に貢献。アルゼンチン代表は2004年のアテネオリンピックでは金メダルを獲得しており、バスケ強国としての礎を築いた一人とも言えるだろう。さらに2012年のロンドンオリンピックではヘッドコーチとして4位入賞に導いた。
6月に開催された東アジア選手権大会を皮切りに、2019年ワールドカップ、2020年東京オリンピックへ向けた実戦がスタートしたが、その間に行われるすべての大会が実質的なオリンピック予選となる。ここからの3年間は、まさに日本のバスケットボールの将来をかけた勝負の期間だと言えるはずだ。その舵取りを託すラマスHCが日本の将来を担っていることに疑う余地はない。
ラマスHCは7月21日に行われた来日記者会見で、男子日本代表チームの強化について、その青写真を語った。
「これからJBAと日本代表チームと一緒に仕事ができることをうれしく思っている。自分が持っている力をすべて出して、プロジェクトを推進したい。2019年のFIBAワールドカップ、そして2020年の東京オリンピック出場が目標。そのためにも国際的なバスケスタイルを取り入れながら、日本独自のスタイルを構築していきたい。日本よりもランキング上位のチームと試合をすることで、経験を積みながらプロジェクトを遂行していくつもりだ」
男子日本代表国際強化試合2017の観戦チケットはローソンチケット、チケットバスケット、チケットぴあ、B.LEAGUEチケット等ですでに発売中。世界に向けて本格発進する男子代表の一戦を見逃さないでほしい!
フリオ・セサール・ラマス
Julio Cesar Lamas
1964年6月9日、アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ(53歳)
主な指導歴
男子アルゼンチン代表 ヘッドコーチ
1997年:FIBAアメリカ選手権ウルグアイ大会(世界選手権アメリカ大陸予選)4位
1998年:FIBA世界選手権(現FIBAワールドカップ)ギリシャ大会 8位
2008年:北京オリンピック 3位 ※アシスタントコーチ
2012年:ロンドンオリンピック 4位
2014年:FIBAワールドカップ・スペイン大会 11位
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