2017.07.28

男子代表2020年東京オリンピックへの道が本格スタート

男子日本代表の司令塔、富樫勇樹がFIBA ASIAカップでどんなプレーを見せてくれるか(写真は東アジア選手権より)
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 これまでFIBA世界選手権と呼ばれていたFIBAワールドカップ(名称のみ2014年のスペイン大会より変更)はフォーマットが大幅に変更された。最も大きな変更点は予選に関してだ。各大陸(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ)ごとに予選を行い、ここを勝ち抜いた上位チームが本大会に出場するシステムはそのままだが、基本的に1つの国に集合し、約1週間の開催期間で行われていた各大陸予選が、ホーム&アウェー方式に変更。

 さらに開催時期もこれまでの各国リーグのオフ期間に行われていたものが、リーグ戦の最中に試合が組み込まれることとなった。予選が開催される週には木曜日から日曜日までの4日間で2試合を行い、合わせて自国から対戦国(もしくは対戦国から自国)への移動も行わなければならない。それを考慮して第1次予選は、なるべく近いエリアによるグループ分けがなされているが、予選を突破して2019年に中国で行われる本大会への出場権を獲得するには、強行スケジュールを乗り越えるタフさも必要となるだろう。

 男子日本代表にとって、世界との距離をはかる試金石、FIBA ASIAカップが8月8日から、レバノン・ベイルートで開催される。フリオ・ラマスヘッドコーチが指揮を執る最初のFIBA国際ゲームだ。2019年FIBAワールドカップのアジア地区予選が今秋11月からスタートするだけに、男子日本代表にとってライバル国の動向を知るためにも重要な大会となる。2020年東京オリンピック出場を目指す戦いがいよいよ本格的にスタートする。

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