2021.07.16

NBAコンビが躍動! 八村が24得点、渡邊が15得点を挙げた日本代表がベルギーに快勝

約2年ぶりの国際試合で圧倒的なパフォーマンスを見せた八村[写真]=加藤誠夫
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 7月16日、「日本生命カップ2021 バスケットボール男子日本代表国際強化試合」がサイデン化学アリーナ(さいたま市記念総合体育館)にて行われ、FIBAランキング42位の男子日本代表が同37位のベルギー代表と対戦した。

 ついに東京オリンピック内定メンバーがそろった日本は、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)、渡邊雄太(トロント・ラプターズ)、馬場雄大(メルボルン・ユナイテッド)、ギャビン・エドワーズ千葉ジェッツ)、田中大貴アルバルク東京)が先発に名を連ねた。八村、渡邊、馬場が代表で共闘するのは2019年のワールドカップ以来2年ぶりのこととなった。

 序盤、日本はフリースローでベルギーに先制を許すも、直後に田中のパスからエドワーズがアリウープダンクを決めて初得点。その後、八村は3ポイントを成功させると、得意のプルアップジャンパーでもリングを射抜いていく。さらには渡邊も2本連続で3ポイントを決めるなどスコアを伸ばしていき、第1クォーター終了時点で30-11と大量のリードを得た。八村は最初の10分間だけで11得点を挙げる活躍を見せた。

 続く第2クォーターは、開始から約3分間得点を生み出せない時間が続くも、タイトなディフェンスで相手の得点も許さず。すると速攻からの渡邊の得点を皮切りに、エドワーズとの連携で八村がレイアップを沈めるなどして膠着状態を抜け出すことに成功する。渡邊や田中も3ポイントを沈め、やや点差を詰められながらも44-28と16点差で前半を終えた。

高精度の3ポイントや積極的なドライブで存在感を放った渡邊[写真]=加藤誠夫


 スタートと同じメンバーで後半開始を迎えた日本。馬場のアシストからエドワーズのアリウープシュートが決まるなど、引き続き試合のペースを譲らず、八村や渡邊も前半同様得点を重ねていく。前半は思うように得点が伸びなかった馬場も、3ポイントを成功させるなどして徐々に調子を上げていき、それに呼応するように富樫勇樹千葉ジェッツ)やシェーファーアヴィ幸樹シーホース三河)も得点。守ってはベルギーをわずか10得点に抑え、66-38と28点差でで最終クォーターへ。

 最後の10分間は張本天傑名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)の3点プレー、金丸晃輔島根スサノオマジック)の3ポイントが生まれるなど国内組も躍動。しかし、中盤はミスが重なり点差を詰められてしまう。それでもタイムアウトで修正に成功した日本は、エドワーズや田中の得点で再びリードを広げていく。その後も張本の3ポイントや比江島慎宇都宮ブレックス)の3点プレーなどで最後まで攻め続けた日本は、最終スコア87-59でベルギーに勝利を収めた。

 八村は24得点6リバウンド、渡邊は15得点6リバウンドを記録。また馬場も6得点7リバウンド、エドワーズも10得点6リバウンドで勝利に貢献した。

■試合結果
日本 87-59 ベルギー
日  本|30|14|22|21|=87
ベルギー|11|17|10|21|=59

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