約6週間ぶりの実戦で圧巻のパフォーマンスを披露した八村塁「感触的には悪くなかった」

ベルギー戦でチームトップの24得点を挙げた八村［写真］=加藤誠夫

バスケットボールキング編集部

バスケ情報専門サイト

　7月16日、「日本生命カップ2021 バスケットボール男子日本代表国際強化試合」がサイデン化学アリーナ（さいたま市記念総合体育館）にて行われ、FIBAランキング42位の男子日本代表が同37位のベルギー代表と対戦し、87－59で勝利した。

　約2年ぶりの国際試合となった八村塁（ワシントン・ウィザーズ）は24得点6リバウンドと圧巻のパフォーマンスを披露。試合後の会見では、「ディフェンス面でも1stクォーターは11点しか与えていないので、いい出だしだった。後半も出だしがよく相手には10点しか与えていないので、今日はいい感じでディフェンスができたなと思います」と特にディフェンス面に手応えを感じている様子だった。

　一方でチームとしての課題についても「ディフェンス面」だと話し、「甘いところがあったので、そういうところはチームでしっかりやっていかないといけないなと思います」とさらなる向上を目指す姿勢を見せた。

NBAでのシーズン終了から約6週間ぶりの実戦となったが、圧倒的な存在感を放った八村。本人も「感触的には悪くなかったと思いますし、あとはシュートタッチも悪くなかった」と特にブランクの影響は感じなかった様子。また、心配されたチームとの連携についても「2年前のメンバーから6人くらい変わっているんですけど、そのなかでも今までプレーした人とか、知っている人が多かったので、馴染みという面は問題ないです」と不安視はしていないようだ。

　ついに日本代表に合流した八村はプレー面以外でも代表に貢献したいと考えているようで、「僕はチームでも若いんですけど、そのなかでも経験は豊富。レベルの高いところでずっとやってきましたのでそういう経験を生かして、チームにも自信を与えたり、アドバイスもできると思うのでそういうところを生かしていきたい」とチームをけん引していく意思を示した。

　八村や馬場雄大が合流し、ついにフルメンバーとなった日本代表。18日にFIBAランキング7位のフランス代表を相手にどのような試合を見せてくれるのか、注目が集まる。