2021.07.18
7月16日、「日本生命カップ2021 バスケットボール男子日本代表国際強化試合」がサイデン化学アリーナ(さいたま市記念総合体育館)にて行われ、FIBAランキング42位の男子日本代表が同37位のベルギー代表と対戦し、87-59で勝利した。
試合後にメディアの取材に応じたフリオ・ラマスHCは「内容としてはすごくよかったと思いますし、このチームの功績だと思います」と快勝を収めた試合への手応えを口にした。特に「チームのディフェンスが良かった」と選手たちを称賛する一方で、油断を見せるような素振りはなく、「40分間通して我々はリードしながら試合を進めましたが、この点差が本当の実力差だと思っていません」と兜の緒を締めた。
また、いわゆる『国内組』が『海外組』に遠慮していたのではないかと問われると「まだ1試合目ですし、1試合で結論を出せるほどはっきりとした傾向が出たわけではない」としながらも「ただ国内組が彼らにすごくリスペクトと信頼を置いているのは間違いないですし、雄太と塁もリーダーとしてすごくいい仕事してくれていると思います」と高く評価するコメント。
さらに「雄太と塁以外もギャビン(・エドワーズ)や(田中)大貴、マコ(比江島慎)、(張本)天傑もすごくいいゲームをしていたと思います。内容的にも自分もすごく評価したいと思います」と、国内組をねぎらった。
男子日本代表は来たる7月18日(日)に、国内強化試合の最後となるフランス戦に臨む。
世界的な強豪国との一戦を前にした指揮官は「フランスは世界の中でもトップ6かトップ5に入るチームだと思っています。それと同じくらいのレベルがスペインなど、オリンピックの初戦で対戦するチームです」と、これまで戦ってきたチームとの差を指摘。
その中での課題を「次の試合における我々の優先事項はオフェンスとディフェンスの両面における我々のスタイルの確認であったり成長、今いる選手のローテーションを考えること、その次にフランスと競争して勝利につながればと思っています」と語り、間もなく開幕となる東京オリンピックでの戦いを見据えていた。
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