2022.02.22
男子日本代表の指揮官を務めるトム・ホーバスヘッドコーチが21日、オンライン取材に応じた。
男子代表は今月26・27日に沖縄アリーナで開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」 Window2に向けて合宿を行なっている。合宿は昨年11月下旬以来となったが、「前回の合宿よりステップアップしている」といい、「今回のテーマはオフェンスとディフェンスのベースの考え方。どんなバスケットをしたいかを選手に伝えた」と話した。
ホーバスHCの初陣となった昨年の中国代表戦は63-79、73-106で連敗。指揮官は中国戦を「全然いい試合ができなかった」と振り返った一方で、「2ポイントシュートと3ポイントシュートのバランスは悪くなかったし、フリースローの本数も増えた」とポジティブな面を強調。そして「東京オリンピックと比べるといい道に行ったと思うが、(シュートの)パーセンテージは低かったので直したい」と課題を明らかにした。
今回のWindow2ではチャイニーズ・タイペイと26日に対戦し、27日にオーストラリア代表と対戦する。チャイニーズ・タイペイについては「メンバーが結構変わったので、データがあまりないしスカウティングが難しい。帰化選手もいるが今までやっていないからどんなプレーをするのか分からない」、オーストラリアに関しても「ニック・ケイ(島根スサノオマジック)らBリーグの選手はいいスカウティングができているが、若い選手に関してはうまくできていない」とコメント。両国ともスカウティングが進んでいない現状を鑑みて、「相手よりうちのバスケットに集中している。準備の時間がないからやり方は変わっていると思う」とあくまで自チームに矢印を向けて調整を進める考えだ。
2023年に行われるワールドカップは自国開催のため、日本は開催国枠としての出場が決定している。Window2での勝ち負けに関わらず本戦出場は決まっているが、ホーバスHCは「目標は勝つこと」と語気を強めた。
「結果が大事だと思っています。本当に勝ちたい。勝ったら自信がつきます。選手それぞれにも自信がつくし、チームとしても自信がつくと思います」。
ワールドカップ開催地でもある沖縄アリーナで、ホーバスジャパンはどのような戦いを披露してくれるのだろうか。戦いの火蓋は今月25日に切って落とされる。
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