2023.08.31

【W杯アジア勢結果】日本が唯一の1勝で最上位維持…順位決定戦ではアジア勢同士の直接対決も

パリ五輪出場権獲得を目指す日本[写真]=伊藤大允
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 8月30日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」1次ラウンドグループB・C・F・Gの第3戦が行われ、日本代表(FIBAランキング36位)とパリオリンピック出場権を争う中国代表(同21位)、ヨルダン代表(同33位)、イラン代表(同22位)はいずれも3連敗。勝ち星のないまま、17-32位決定ラウンドに進むこととなった。

 グループBの中国は、プエルトリコ代表(同20位)相手に粘り強い戦いを見せるも、最後は力尽きて89-107で敗戦。得失点差「-80」で1次ラウンドを終えた。

 グループCのヨルダンは、アメリカ代表(同2位)相手に62-110と大敗を喫することに。得失点差も「-77」を数える苦しい状況で順位決定戦を迎える。

 グループGのイランは、前回王者のスペイン代表を相手に第1クォーターをリードして終える健闘ぶりを見せる。しかし、第2クォーターで逆転されて以降は追いつくとができず、最終スコア65-85で敗戦を喫した。

 今大会のアジア最上位に与えられるパリオリンピック出場権獲得を目指す各国。1次ラウンドの結果により、アジア全チームが17-32位決定ラウンドに進むこととなったが、1次ラウンドで唯一1勝を挙げた日本は暫定トップの位置を維持した。

 17-32位決定ラウンドでは各国が2試合を行い、1次ラウンドでの成績と合わせた上で勝利数、得失点差、得点数を比較して順位が決定する。前述の通り日本は唯一1勝挙げているものの、フィリピンと中国、イランとレバノンは直接対決も控えており、少なくともアジア勢のうち2チームは必ず1勝を得ることが決まっている。

 パリ五輪出場権を獲得するためにも、さらなる勝利が求められる日本は31日にベネズエラ代表(同17位)と、9月2日にカーボベルデ代表(同64位)と対戦予定となっている。

 8月30日終了時点でのアジア勢の成績、17-32位決定ラウンドでの各国試合日程は以下の通り。

■『FIBAワールドカップ2023』アジア勢の成績
順位 勝 敗 点差 国名
1位 1勝2敗 -28 日本
2位 0勝3敗 -23 フィリピン
3位 0勝3敗 -63 イラン
4位 0勝3敗 -77 ヨルダン
5位 0勝3敗 -80 中国
6位 0勝3敗 -100 レバノン
※8月31日終了時点

■17-32位決定ラウンドでのアジア勢試合日程
◯日本
8/31(木)20:10~ vsベネズエラ(17位)
9/2(土)20:10~ vsカーボベルデ(64位)

◯フィリピン
8/31(木)21:00~ vs南スーダン(62位)
9/2(土)21:00~ vs中国(27位)

◯ヨルダン
8/31(木)時間未定 vsエジプト(55位)
9/2(土)時間未定 vsメキシコ(31位)

◯イラン
8/31(木)22:30~ vsフランス(5位)
9/2(土)22:30~ vsレバノン(43位)

◯中国
8/31(木)17:00~ vsアンゴラ(41位)
9/2(土)21:00~ vsフィリピン(40位)

◯レバノン
8/31(木)18:45~ vsコートジボワール(42位)
9/2(土)22:30~ vsイラン(22位)

※()内はFIBAランキング

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