2023.10.04

バスケ男子日本代表がサウジにも敗れ2連敗…アジア大会7-8位決定戦で韓国と再戦へ

グループステージ最終戦から3試合連続で先発で起用されている川島悠翔 [写真]=小永吉陽子
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 10月4日、中国で開催されている「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」の男子バスケットボール5-8位決定戦が行われ、日本代表(FIBAランキング26位)は74-79でサウジアラビア代表(同66位)に敗戦。準々決勝から2連敗となり、6日の大会最終戦は7-8位決定戦に回ることになった。

 コーリー・ゲインズヘッドコーチが率いる日本は、グループステージ最終戦から3試合連続で、齋藤拓実佐藤卓磨(ともに名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、赤穂雷太秋田ノーザンハピネッツ)、川島悠翔(NBAグローバルアカデミー)、今村佳太琉球ゴールデンキングス)をスターティングファイブに起用。

 第1クォーターは先取点を許したが、すかさず10-0のランで主導権を握り、最初の10分を23-19とリードして終えた。しかし、第2クォーターは今村の連続ポイントで好スタートをきりながら0-10のランで逆転を許し、さらに長距離砲が当たりだしたサウジアラビアに突き放される展開。外角の確率が上がってこない日本は、最大8点リードから10点ビハインドの36-46とされ、試合を折り返した。

 ハーフタイム明けの第3クォーターは、一時14点差をつけられながら、ベンチスタートだった米山ジャバ偉生富山グラウジーズ)と細川一輝三遠ネオフェニックス)が立て続けに3ポイントを決めて食らいついたものの、サウジアラビアの背中を捕らえきることはできず。10点差で迎えた勝負の第4クォーターも差を詰めきれない時間が続いていたなか、残り5分15点ビハインドから熊谷航秋田ノーザンハピネッツ)や今村の長距離砲などで4点差まで猛追したが、あと一歩及ばず74-79で敗れた。

 日本は準々決勝のチャイニーズ・タイペイ戦と同様にリバウンド数で29-50と大差をつけられ、ペイント内スコア13-18と苦戦。フィールドゴール成功率は39パーセント(28/71本)、3ポイント成功率は31パーセント(13/42本)だった。

 個人スタッツを振り返ると、サウジアラビアが誇る213センチのビッグマン、モハメド・イブラヒム・アルスワイレムが最多24得点21リバウンドのダブルダブルを記録。日本は4本の3ポイントを決めた細川と今村が日本の最多14得点を挙げ、12分40秒の出場で3本の3ポイントをすべて決めた熊谷が11得点で続いた。

 日本の次戦は6日13時ティップオフ予定の7-8位決定戦。グループステージ最終戦で勝利(83-77)した韓国代表(同51位)とラストゲームで再戦することになった。

■「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」5-8位決定戦
サウジアラビア 79-74 日本
KSA|19|27|19|14|=79
JPN|23|13|19|19|=74

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