2023.10.03

バスケ男子日本代表は準々決勝敗退…アジア大会2大会ぶりメダル獲得ならず

日本代表の今村佳太、写真は22年2月撮影[写真]=伊藤大允
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 10月3日、中国で開催されている「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」の男子バスケットボール準々決勝が行われ、日本代表(FIBAランキング26位)は66-85でチャイニーズ・タイペイ代表(同78位)に敗れた。

 コーリー・ゲインズヘッドコーチが率いる日本は、齋藤拓実佐藤卓磨(ともに名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、赤穂雷太秋田ノーザンハピネッツ)、川島悠翔(NBAグローバルアカデミー)、今村佳太琉球ゴールデンキングス)をスターティングファイブに起用。

 第1クォーターから12-28と先手をとられると、第2クォーターも長距離砲の精度が上がらず、攻撃が停滞したところで失点を重ねる苦しい展開。25-43の18点ビハインドで突入した第3クォーターは、連続ポイントで点差を詰める場面もあったが、今村が足を負傷するアクシデントにも見舞われ反撃ムードに乗りきれず。終始主導権を握られる展開は変わらず、最後は19点差をつけられ敗れた。

 チームスタッツを振り返ると、ターンオーバー数は日本のほうが少なかったものの、リバウンド数で35-54と大差をつけられ、フィールドゴール成功率37パーセント(26/71本)、3ポイント成功率16パーセント(5/32本)とシュートも不発だった。

 個人では最終盤にコートに戻った今村がチーム最多15得点。ビッグマンの平岩玄アルバルク東京)が負傷離脱したなか、この日は川島がチーム最長の27分8秒に出場し、8得点3リバウンド3アシスト、チーム最多4つのターンオーバーを記録した。

「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」日本代表のメンバーに次ぐ新戦力発掘も目標の一つだった今大会は、銅メダルを獲得した2014年の仁川大会以来となるメダル獲得も期待されていたがベスト8敗退。一方、女子日本代表は同時刻ティップオフの準決勝で韓国代表を破り決勝進出を決め、6大会ぶり3度目の優勝に王手をかけた。

 女子決勝は5日21時ティップオフ予定。準決勝で北朝鮮代表を100-44で下した中国と対戦する。

■「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」準々決勝
日本 66-85 チャイニーズ・タイペイ
JPN|12|13|18|23|=66
TPE|28|15|23|19|=85

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