6時間前

アメリカ、ドイツなど4カ国が決勝T進出決定…五輪男子バスケ予選2戦目まとめ

予選グループ2連敗となった日本代表はグループ最終戦で逆転突破を目指す[写真]=fiba.basketball
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 日本時間7月30日から8月1日にかけて、パリ2024オリンピックの予選グループフェーズ第2戦が行われ、4チームが決勝トーナメント進出を決めた。

 グループAは、昨年のFIBAワールドカップ2023で3位となったカナダ代表が、24得点を挙げたRJバレットの活躍もありオーストラリア代表に勝利。グループ唯一の2連勝とし、グループ最終戦を待たずに決勝トーナメント進出を決めた。ギリシャ代表はヤニス・アデトクンボがゲームハイの27得点を挙げたものの、スペイン代表との欧州対決に敗れ2連敗。決勝トーナメント進出へ向けて崖っぷちに追い込まれた。

 日本代表が入っているグループBは、ドイツ代表とスペイン代表が2連勝し予選突破を決定。日本代表は八村塁が退場するアクシデントもありながら、格上の開催国相手にオーバータイムまでもつれる激闘を演じたものの、あと一歩及ばず2連敗となった。ただ、今大会は各組上位2チームに加えて、各組3位のうち成績上位2チームにも決勝T進出きっぷが与えられるレギュレーション。同じく3位枠からの決勝T進出を目指すブラジル代表とのグループ最終戦は、勝敗はもちろん、得失点差も大きく運命を左右するため、最後まで目が離せない一戦となる。

 グループCは、五輪5連覇を目指す“絶対王者”アメリカ代表(同1位)が、セルビア代表(同4位)に続いて南スーダン代表(同33位)にも快勝し、一足先に決勝トーナメント進出を決めた。NBAのトップスターが集う優勝候補は、バム・アデバヨがチーム最多18得点を挙げ、ケビン・デュラントレブロン・ジェームズアンソニー・エドワーズら、6選手が2桁得点をマークした。

 なお、グループフェーズ第2戦の全6試合において個人最多得点を記録したのは日本代表の河村勇輝。フランス代表戦に先発出場し、第4クォーター終了間際には試合の行方を左右するファウル判定に泣かされた場面もあったが、33分16秒のプレータイムで29得点7リバウンド6アシスト、3ポイント成功率40パーセント(6/15本)を記録。世界最高峰の舞台で存在感を示した。

 各グループ第2戦の試合結果と順位表、現時点での決勝トーナメント進出8チームは以下のとおり。

■パリ五輪男子バスケ予選2戦目

<グループA>
スペイン 84-77 ギリシャ
カナダ 93-83 オーストラリア

<グループB>
日本 90-94 フランス
ブラジル 73-86 ドイツ

<グループC>
プエルトリコ 66-107 セルビア
アメリカ 103-86 南スーダン

■パリ五輪男子バスケ予選順位表

<グループA>
1位 2勝0敗+17 カナダ
2位 1勝1敗+2  オーストラリア
3位 1勝1敗-5  スペイン
4位 0勝2敗-14 ギリシャ

<グループB>
1位 2勝0敗+33 ドイツ
2位 2勝0敗+16 フランス
3位 0勝2敗-24 日本
4位 0勝2敗-25 ブラジル

<グループC>
1位 2勝0敗+43 アメリカ
2位 1勝1敗+15 セルビア
3位 1勝1敗-6  南スーダン
4位 0勝2敗-52 プエルトリコ

■パリ五輪男子バスケ決勝T進出ライン

C1位★アメリカ
B1位★ドイツ
A1位★カナダ
B2位★フランス
C2位 セルビア(1勝1敗+15)
A2位 オーストラリア(1勝1敗+2)
A3位 スペイン(1勝1敗-5)
C3位 南スーダン(1勝1敗-6)
―――――――――――――――
B3位 日本(0勝2敗-24)

※成績上位8チームが予選突破
★=決勝トーナメント進出決定

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