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2000年代の五輪で史上4人目の偉業、河村勇輝が25得点5リバウンド5アシストを達成

フランス戦で29得点7リバウンド6アシストをマークした河村(左)[写真] = Getty Images
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 7月31日(現地時間30日)、「パリ2024オリンピック」男子バスケットボールのグループ戦が開催され、男子日本代表(FIBAランキング26位)はフランス代表(同9位)と対戦。オーバータイムにもつれる大激戦はフランスが制したが、日本のエースガードである河村勇輝は29得点7リバウンド6アシストの大活躍でチームをけん引した。

 FIBA(世界バスケットボール連盟)によると、河村は2000年代のオリンピックにおいて史上4人目となる25得点5リバウンド5アシストを達成した選手に。FIBA公式Xの投稿では日本の司令塔が史上3人目として紹介されているが、東京五輪でスロベニア代表(同11位)のルカ・ドンチッチが記録した48得点11リバウンド5アシストを含めると、正しくは4人目だと考えられる。

 フランスとのゲームでは、試合序盤から積極的にオフェンスを仕掛けてチームを勢いづけた河村。切れ味鋭いドライブで敵陣を切り裂いたかと思えば、相手の隙を突いたアウトサイドシュートで得点を積み重ねていき、持ち前のパススキルで味方へのアシストも。第4クォーターの中盤に飛び出した“4点プレー”には、アウェーながら大歓声が押し寄せた。

 河村より先にこのレコードを達成していたのは、前述のドンチッチに加えてリオデジャネイロ大会でのケビン・デュラント、ロンドン大会でのルオル・デンの2名。デュラントは現役屈指のスコアラー、デンも通算15シーズンをNBAでプレーするなど、その実力は折り紙付きだ。

 フランス戦では八村塁が退場するアクシデントに見舞われるも、主力ガードとしてチームを支え続け、デュラントらNBA選手と肩を並べる記録を叩き出した河村。グループ予選は残すところあと1試合、ブラジル代表(同12位)との一戦でも優れたパフォーマンスを発揮し、決勝トーナメント進出の可能性をつかみ取ってもらいたい。

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