2024.07.31
7月27日、国際バスケットボール連盟(FIBA)が公式サイトにて、パリ2024オリンピックの初戦に敗れた男子日本代表(FIBAランキング26位)について特集。予選突破へ向けて引き続き“希望を持つべき5つの理由”を紹介した。
日本代表は7月27日の予選グループフェーズ第1戦でドイツ代表(同3位)に77-97で敗れ、グループB最下位スタート。それでも、30日に行われるフランス代表(同9位)との第2戦へ向けて、FIBAは「トム・ホーバスヘッドコーチ率いる日本代表は、ドイツ代表戦を通じていくつかポジティブな要素も手にした」と伝えている。
まず、FIBAが着目した“希望を持つべき理由”の1つ目は、ビッグスリーが世界のトップチーム相手に健闘したこと。ドイツ代表戦では、負傷明けの渡邊雄太が3ポイント4本を含む16得点2リバウンド2ブロック、ホーキンソンもフィールドゴール成功率80パーセントで13得点11リバウンドのダブルダブルをマークし、八村塁がチーム最多20得点10リバウンドを記録。八村はフィールドゴール成功率21.1パーセントと精度が今ひとつだったが、FIBAは「この確率は今後上がっていくだろう」と期待を込めた。
2つ目はシューティング。日本は「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」を通して3ポイントシュート成功率31.3パーセントだったが、今回のドイツ戦では35.3パーセント(34本中12本成功)を記録。FIBAは「前半はロングレンジからのシュートが接戦へ持ち込む助けとなった」と述べた。
これらも踏まえて、FIBAは3つ目の理由に昨年のワールドカップでのドイツ戦に比べて日本代表のパフォーマンスが向上していること、4つ目の理由にドイツがワールドカップ優勝チームだということ、5つ目の理由にグループ3位でも決勝トーナメント進出の可能性があるという大会レギュレーションを紹介し、「日本にとっては、まだあらゆる可能性が残されている」と綴った。
今大会は12チームが3グループに分かれ、各組上位2位の6チームに加え、各組3位の中から成績上位2チームも決勝ラウンドに進出するレギュレーション。日本代表は「ショック・ザ・ワールド(世界を驚かそう!)」を合言葉に予選ラウンド突破を目標に掲げており、残り2試合でベスト8入りを目指すことになる。
7月27日 日本 77-97 ドイツ(FIBAランキング3位)
7月30日 日本-フランス(FIBAランキング9位)
8月2日 日本-ブラジル(FIBAランキング12位)
<グループA>
1位 1勝0敗+12 オーストラリア
2位 1勝0敗+7 カナダ
3位 0勝1敗-7 ギリシャ
4位 0勝1敗-12 スペイン
<グループB>
1位 1勝0敗+20 ドイツ
2位 1勝0敗+12 フランス
3位 0勝1敗-12 ブラジル
4位 0勝1敗-20 日本
<グループC>
1位 1勝0敗+26 アメリカ
2位 1勝0敗+11 南スーダン
3位 0勝1敗-11 プエルトリコ
4位 0勝1敗-26 セルビア
C1位 アメリカ
B1位 ドイツ
A1位 オーストラリア
B2位 フランス
C2位 南スーダン
A2位 カナダ
A3位 ギリシャ
C3位 プエルトリコ(0勝1敗-11)
―――――――――――――――
B3位 ブラジル(0勝1敗-12)
※7月29日終了時点
2024.07.31
2024.07.31
2024.07.31
2024.07.29
2024.07.28
2024.07.28
2024.07.31
2024.07.30
2024.07.30
2024.07.30
2024.07.30
2024.07.30