2時間前

「あらゆる可能性が残されている」FIBAが“男子日本代表が希望を持つべき5つの理由”を紹介

ドイツ戦でダンクを叩き込む八村塁[写真]=Getty Images
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 7月27日、国際バスケットボール連盟(FIBA)が公式サイトにて、パリ2024オリンピックの初戦に敗れた男子日本代表FIBAランキング26位)について特集。予選突破へ向けて引き続き“希望を持つべき5つの理由”を紹介した。

 日本代表は7月27日の予選グループフェーズ第1戦でドイツ代表(同3位)に77-97で敗れ、グループB最下位スタート。それでも、30日に行われるフランス代表(同9位)との第2戦へ向けて、FIBAは「トム・ホーバスヘッドコーチ率いる日本代表は、ドイツ代表戦を通じていくつかポジティブな要素も手にした」と伝えている。

 まず、FIBAが着目した“希望を持つべき理由”の1つ目は、ビッグスリーが世界のトップチーム相手に健闘したこと。ドイツ代表戦では、負傷明けの渡邊雄太が3ポイント4本を含む16得点2リバウンド2ブロック、ホーキンソンもフィールドゴール成功率80パーセントで13得点11リバウンドのダブルダブルをマークし、八村塁がチーム最多20得点10リバウンドを記録。八村はフィールドゴール成功率21.1パーセントと精度が今ひとつだったが、FIBAは「この確率は今後上がっていくだろう」と期待を込めた。

 2つ目はシューティング。日本は「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」を通して3ポイントシュート成功率31.3パーセントだったが、今回のドイツ戦では35.3パーセント(34本中12本成功)を記録。FIBAは「前半はロングレンジからのシュートが接戦へ持ち込む助けとなった」と述べた。

 これらも踏まえて、FIBAは3つ目の理由に昨年のワールドカップでのドイツ戦に比べて日本代表のパフォーマンスが向上していること、4つ目の理由にドイツがワールドカップ優勝チームだということ、5つ目の理由にグループ3位でも決勝トーナメント進出の可能性があるという大会レギュレーションを紹介し、「日本にとっては、まだあらゆる可能性が残されている」と綴った。

 今大会は12チームが3グループに分かれ、各組上位2位の6チームに加え、各組3位の中から成績上位2チームも決勝ラウンドに進出するレギュレーション。日本代表は「ショック・ザ・ワールド(世界を驚かそう!)」を合言葉に予選ラウンド突破を目標に掲げており、残り2試合でベスト8入りを目指すことになる。

■日本代表の予選グループ試合予定・結果

7月27日 日本 77-97 ドイツ(FIBAランキング3位)
7月30日 日本-フランス(FIBAランキング9位)
8月2日 日本-ブラジル(FIBAランキング12位)

■パリ五輪男子バスケ予選順位表

<グループA>
1位 1勝0敗+12 オーストラリア
2位 1勝0敗+7  カナダ
3位 0勝1敗-7  ギリシャ
4位 0勝1敗-12 スペイン

<グループB>
1位 1勝0敗+20 ドイツ
2位 1勝0敗+12 フランス
3位 0勝1敗-12 ブラジル
4位 0勝1敗-20 日本

<グループC>
1位 1勝0敗+26 アメリカ
2位 1勝0敗+11 南スーダン
3位 0勝1敗-11 プエルトリコ
4位 0勝1敗-26 セルビア

■パリ五輪男子バスケ決勝T進出ライン

C1位 アメリカ
B1位 ドイツ
A1位 オーストラリア
B2位 フランス
C2位 南スーダン
A2位 カナダ
A3位 ギリシャ
C3位 プエルトリコ(0勝1敗-11)
―――――――――――――――
B3位 ブラジル(0勝1敗-12)

※7月29日終了時点

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