2024.07.31
7月31日(現地時間30日)にスタッド・ピエール・モーロワで「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」の男子バスケットボール競技が行われ、グループBでは日本代表(FIBAランキング26位)がフランス代表(同9位)と対戦した。
日本は20点差で敗れたドイツ代表(3位)戦から先発1名を変更。吉井裕鷹(三遠ネオフェニックス)に代わって抜てきされた比江島慎(宇都宮ブレックス)が河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)、渡邊雄太(千葉ジェッツ)、八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)、ジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)とともにスターティングファイブを務めた。
NBA2023-24シーズンの新人王に輝いたビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)のマークを任された八村がチーム最初の得点を挙げれば、河村がドライブから加点。八村を活かしながら、渡邊、河村、ホーキンソンが3ポイントシューを射抜いた。25-32とハイスコアで第1クォーターを終了。比江島を除いた4名が10分間フル出場した。
第2クォーターのスターターは比江島と吉井に加え、富樫勇樹(千葉J)、ジェイコブス晶(ハワイ大学)、渡邉飛勇(信州ブレイブウォリアーズ)を起用。控えメンバーで試合をつなぐと、スタメンを戻したあとには渡邊のアシストから八村が3ポイントを沈めた。残り3分27秒からはホーキンソン、富樫の連続3ポイントで同点に追いつくと、八村の得点で一時勝ち越し。その後に0-5のランを許したが、44-49と5点差でハーフタイムに突入した。
第3クォーター序盤に吉井、ホーキンソンの連続得点で5-0のランに成功すると、再びビハインドを背負った開始1分43秒から河村とホーキンソンの連続3ポイント。4点差に広げ、フランスにタイムアウトを取らせた。一進一退の展開が続き、ターンオーバーやオフェンスファウルなどからシュートまで持ち込めない時間帯があったものの、吉井がルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)に対して好ディフェンスを披露。ただ、64-69と追いかける立場で第4クォーターに突入した。
第4クォーター開始早々に2本の3ポイントを決めた八村だが、開始1分29秒に2度目のアンスポーツマンライクファウル。24得点の活躍で日本をけん引していたエースがコートから去ることになった。
5点ビハインドで迎えた同4分15秒に河村がファウルを受けながら3ポイントを成功。直後のフリースローも決めると、逆転のレイアップを沈めた。試合終了残り1分33秒には渡邉がゴベアへの豪快ブロックを見せ、ホーキンソンが追加点。ただ、同50秒に同点の3ポイントを許した。
同47秒のタイムアウト後、河村のフリースロー4本で再び前へ出たが、同10秒に“4点プレー”を許して84-84。タイムアウト後のオフェンスを託された河村の3ポイントは決まらず、オーバータイムに突入した。
延長戦は開始からウェンバンヤマ1人に0-8のランを献上。河村と比江島の長距離砲があったものの、最終スコア90-94で惜敗した。
前回大会銀メダルのフランスを苦しめたものの、勝利を逃した日本は8月2日、ブラジル代表(同12位)とのグループ最終戦に臨む。
■オリンピック 男子バスケットボール グループB 試合結果
日本 90-94 フランス
JPN|25|19|20|20|6|=90
FRA|32|17|20|15|10|=94
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