2021.12.20

河村勇輝が語るウインターカップの思い出、そして現役高校生にメッセージ

ウインターカップ開幕を前に河村勇輝にインタビュー [写真]=日本シグマックス
バスケ情報専門サイト

ウインターカップ2017で鮮烈なデビューを果たした河村勇輝。しかし、チームは準決勝で敗れ、河村にとってはほろ苦い思い出となった。しかし、これを糧に翌18年、19年と福岡第一高校の連覇に貢献。2年連続でベスト5に選ばれたことは記憶に新しいところ。そこで、間もなく開幕を迎えるウインターカップについて、大学2年生になった河村にその思いを改めて聞いてみた。

取材協力=日本シグマックス(ザムスト

高校生最後の大会を全力で楽しんでほしい

河村は高校生最後の大会であるウインターカップで優勝を果たした [写真]=バスケットボールキング


――ウインターカップがまもなく開幕します。河村選手は3年間、本大会に出場し、2年、3年と2連覇を果たしました。特に記憶に残っている試合、プレー、出来事があったら教えてください。
河村 1年次の準決勝の大濠(福岡大附属大濠高校)戦と3年生の決勝でも対戦した同じく大濠との試合です。長く歴史ある一番のライバル校との大切な一戦でしたが、1年のときは高校生にとって最も大きな大会であるウインターカップで負けてしまい、そこで絶対に大濠だけには市大会、県大会、九州大会でも負けたくない気持ちでずっとやってきました。最後の自分の代で同じウインターカップの舞台でリベンジして優勝できたこと。もちろん2年生の優勝した瞬間も、本当にうれしかったです。

――1年生のときの経験がその後の河村選手にとってどのような変化をもたらしましたか? それを財産にするために励んだことはありますか?
河村 歴史ある福岡第一の部員であり、スターターという責任の重さを再認識して、毎日の練習、試合に緊張感が出たと記憶しています。この負けを単なる負けにしないために、とにかく勝つためにできることは最大限やると心に決め、普段の練習から大切に過ごしました。

――福岡第一高校で成長できたことを教えてください。井手口先生から特に教わったことは何ですか?
河村 自分の特徴を最大限活かすこと。サイズは関係ないことを教えていただき、サイズのない僕に希望を与えてくれた先生です。

――一年の総決算となるウインターカップはインターハイや国体とは雰囲気や臨み方が違いましたか?
河村 1年間、失敗も成功も含めて、チームで積み上げてきたものを発揮しなければいけないので一番緊張感がありました。ただその反面、一番楽しみな大会だったとも言えます。

――ライバルである福大大濠は自身の成長のために欠かせない存在でしたか?
河村 自分が入学する何年も前から続くライバル関係なので、大濠との試合は自分たちの代だけの問題ではないという認識がありました。公式戦だけでなく練習試合や私学大会のときもOBの皆さんの思いを背負い、さらにこれからの後輩たちに良い流れをつないでいかないといけないと思ってプレーしていたことを覚えています。

 その一方で、同じ県内に全国の決勝レベルの試合が行える相手がいるありがたさも感じていました。自分たちの代は1年生のときに(ウインターカップ準決勝で)負けてしまったことで、チーム全員が必ずリベンジしたいという思いを強く持つことができ、3年生のときには2年越しのリベンジを果たせたのではないかと思っています。スターターの5人を含む試合に出るメンバーはほぼ3年生だったということもその思いを堅くしたのかもしれませんね。

――ウインターカップは冬の大会ということもあり、体調管理にも気を配ったと思います。注意をしていた点を教えてください
河村 体を冷やさないことですね。汗かいた後など、すぐに拭き取ったり、厚着をしたりなど体調管理には気を気張りました。

――インターハイに比べて華やかなウインターカップの雰囲気はどう感じましたか? 楽しみにしていたことがありますか?
河村 3年生にとっては引退試合でもあるので、どのチームにも緊張感があり、会場の雰囲気がピリついてるイメージがありました。やはり特別な大会だったと思います。観客の方も多いですし、その分会場が一つになって盛り上がったときは感動があり、バスケをやっていて良かったと思える瞬間でもありました。

――ウインターカップ、及び高校での経験が、その後の生活にどのように影響しましたか?
河村 少しのことでは緊張しなくなったかなと思います。他にも、たくさんの方に支えられていることを実感できる大会だったので、感謝の気持ちを忘れないようになりました。

――コロナ禍の中で頑張ってきて、ウインターカップに出場する選手にメッセージをお願いします。
河村 3年生にとっては最後のウインターカップです。勝ち負けはもちろん大切ではありますが、純粋にこんなに大きな大会でバスケットできることは、今後本当にないくらいの経験だと思いますし、財産になると思うので、全力でウインターカップを、そしてバスケットボールを楽しんでほしいです!

接触による衝撃を軽減してパフォーマンス向上に貢献 

2022年1月発売予定の「BRAVE-PAD SHORTS」の特長についても話を聞いた [写真]=日本シグマックス


――ザムストに対して、どのようなイメージを持っていますか?
河村 小さなころから知っているブランドですし、バスケットボールをはじめ、スポーツをするうえで怖いケガのサポートや、パフォーマンスの向上、本当に信頼できるイメージです。

――河村選手が着用する「BRAVE-PAD SHORTS」について教えてください。パッド付ショーツを付けようと思った理由は何ですか?
河村 バスケットボールはコンタクトが多いスポーツで、特に僕は身長が小さいため、太ももやお尻にビッグマンのヒザが入って痛いことがかなりあったので、それからつけるようになりました。

――「BRAVE-PAD SHORTS」で気に入っている点を教えてください。
河村 まずぶつかっても、痛みがかなり軽減されることはもちろん、怖さがなくなりました。つけていると安心感があり、プレー中の怖さがなくなります。

――パッドの位置や効果についてどう感じていますか?
河村 よく当たる場所にパッドが入っているので、すごく助かります。プレーに専念できることが一番ですね。恐怖心がなくなるので、全力で動けます。

――「BRAVE-PAD SHORTS」はどのような選手に勧めたいですか?
河村 バスケットボール選手はどのポジションでも、ぜひ一回はつけてほしいです。バスケットボールはどのポジションもコンタクトが多く、特に太ももにヒザが入ったりすることは誰でもあるので、一度試してください。

ザムスト『BRAVE-PAD SHORTS(パッド付ショーツ)』

税込価格:¥9,350

■商品の特徴
トップアスリートも認める最適なパッド配置

トップアスリートの声を基に製品設計
太ももを広範囲にプロテクトするパッドにより、バスケットボールプレイヤーに多い、プレー中の接触による衝撃を軽減します。

動きやすさと衝撃吸収力を兼ね備えた9mm厚パッド

衝撃を吸収するパッドを一つひとつ独立させ、パッド同士の間隔をあけることで、バスケットボールの激しい動きにもしっかりと追従。
衝撃吸収力と動きやすさの両立を実現しました。

河村 勇輝の関連記事