2023.04.02

ENEOSが富士通を破ってSFへ…渡嘉敷来夢と長岡萌映子がチームをけん引/WリーグPO

19得点13リバウンドと躍動した渡嘉敷[写真]=W LEAGUE
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 4月2日、新潟市東総合スポーツセンター(新潟県)で第24回Wリーグプレーオフのクォーターファイナルが行われ、ENEOSサンフラワーズ(4位)が富士通レッドウェーブ(5位)と対戦した。

 ENEOSは試合開始直後に林咲希の3ポイントシュートで先制すると、長岡萌映子と渡嘉敷来夢も続き、10-0のランを作る。富士通の町田瑠唯宮澤夕貴に3ポイントを決められるも、渡嘉敷と藤本愛瑚が得点を伸ばし、23-14で第1クォーターを終えた。

 続く第2クォーター、序盤から高田静が長距離砲を沈めると、その後は長岡と星杏璃の得点でENEOSがジリジリとリードを拡大。中村優花と江良萌香の連続3ポイントで一時は富士通に点差を詰められるが、終盤に長岡が再び存在感を示し、37-26とENEOSの2ケタリードで試合を折り返した。

試合開始から苦しい展開になるも、富士通をけん引し続けた町田[写真]=W LEAGUE

 迎えた後半、開始から町田や内尾聡菜に活躍を許し、富士通に9-0のランを作られてしまう。ENEOSは渡嘉敷の連続得点でリードを守るが、何度も2点差まで詰め寄られる一進一退の展開に。それでも、終盤に高田と宮崎早織が立て続けに長距離砲を沈め、55-47で第3クォーターを終えた。

 勝負の第4クォーター、ENEOSは渡嘉敷を中心にリードを広げると、中盤からは宮崎が連続6得点を挙げる。対する富士通も町田が2本の3ポイントを決めるなど粘りを見せると、終盤にはENEOSのターンオーバーを誘発し、最後まで追い上げを見せる。それでも、リードを譲らなかったENEOSが76-69で勝利を手にした。

 セミファイナルへ進出したENEOSは、渡嘉敷と長岡が19得点を挙げると、藤本、高田、宮崎の3選手が11得点をマーク。一方の富士通は、町田が22得点、江良が16得点、中村優花が12得点と奮闘した。

■試合結果
ENEOSサンフラワーズ 76-69 富士通レッドウェーブ
ENEOS|23|14|18|21|=76
富士通|14|12|21|22|=69