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4月9日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都)で第24回Wリーグプレーオフのセミファイナルが開催され、デンソーアイリス(1位)がENEOSサンフラワーズ(4位)との第2戦に臨んだ。
第1戦に67-71で敗れたデンソーは、第2戦でも59-61で惜敗し、2連敗でセミファイナル敗退を喫した。13得点7リバウンドを挙げた赤穂ひまわりは、「今シーズンは若い選手たちやセカンドユニットがすごく頑張ってくれたのですが、あと一歩足りなかった部分をしっかり修正して、来シーズこそ勝てるように頑張りたいです」と試合後の会見で語った。
また、16得点7リバウンドとチームをけん引した髙田真希は、「昨日負けてあとがない状況で試合の出だしからみんなが気持ちを強く持って戦えました。結果がすべてだと思うので悔しいですけど、最後まで戦う姿を見せられたんじゃないかなと思います」と試合を振り返ると、対戦相手のENEOSについても言及した。「勝負所で決めてくる力は今日も感じました。ノーマークのシュートやセカンドチャンスのショットは確実に決めてきましたし、逆に自分たちはそういうシュートを落としてしまったので、そこが差かなと感じます」。
「デンソーというチームがすごくステップアップしたシーズンだった」と髙田が話すように、デンソーはチーム史上初めてレギュラーシーズンを1位で終えてプレーオフに臨んだ。
「シーズン以外の期間もずっと練習をしていて、でも最後に負けて終わると、本来過程にも価値があるのになかなかそれを感じることができていなかったのですが、初めてレギュラーシーズンの1位を取って、少しだけ頑張ってきて良かったなと感じられました。プレーオフの舞台でも今まで以上に戦えて着実に力がついてきてるのは実感しているので、負けて悔しい気持ちもありますが、このチームでゲームができなくなることの方が寂しいです」
また、髙田が「交代で出る選手が一人ひとり自分の役割を把握して、それを発揮してくれました。そのおかげで流れが変わって勝てた試合がいくつもあったので、今シーズンは多くの経験を積めたと思います」と語ると、赤穂も「スターターが悪い流れを作ったときでも、交代で出てくる選手が勢いを持ってきてくれた試合がたくさんありました。誰が出てもみんながそれぞれの役割を全うできるように、これからもやっていきたいです」とベンチメンバーの活躍を称えた。
シーズンを22勝4敗で終えたデンソーは、惜しくもファイナルの舞台に届かなかったが、髙田はファンへ向けて力強いメッセージを送った。
「応援してくださった方々には感謝の気持ちしかないです。今日もたくさんの方が足を運んでくださったり、レギュラーシーズンでもデンソーアイリスのファンが増えたと感じます。期待に答えることはできなかったですけど、最後まで戦う姿は見せられたかなと感じるので、今後はさらに期待してほしいなと思います」