2018.06.10
#AkatsukiFive 女子日本代表国際強化試合2018 三井不動産カップ 6/8東京大会
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4月から強化合宿をスタートさせている女子代表は、過去最高となる52名を招集。今年度はFIBA女子ワールドカップ(9月スペイン開催)とアジア競技大会(8月インドネシア開催)の2チーム編成で強化を進めることになり、「女子日本代表国際強化試合2018 三井不動産カップ」にはワールドカップに出場するメンバーがプレーすることになっている。
既報どおり、これまでチームのリーダーであり司令塔だった吉田亜沙美とゴール下の大黒柱である大崎佑圭(ともにJX-ENEOS)が選出から漏れている。ある意味チームの危機とも言える状況ではあるが、指揮を執るトム・ホーバスヘッドコーチはポジティブに受け止めているようだ。
「選手たちには『チャンスだから』と伝えてある」と、ホーバスHC。「Bチームからの引き上げもあるし、選手たちの競争の活性化を望んでいる。それが代表チームの強化につながるのはもちろんのこと、2人(吉田、大崎)が戻った時にはさらにチームは強くなっている」と胸を張った。
現状では先発のPGは町田瑠偉(富士通)が有力だが、「三好(南穂/トヨタ自動車 アンテロープス)が去年に比べるととてもレベルアップしている。また、本橋(菜子/東京羽田ヴィッキーズ)はフロアバランスを保てるガード。故障上がりの藤岡(麻菜美/JX-ENEOS)は間に合わないが、それぞれ個性のあるPGがどんなプレーをするのかも楽しみだ」と、ホーバスHCは期待を寄せた。
「もっともっと目指すバスケをきれいにエクスキューション(遂行)させたい。当たり前のように弱いと言われていたリバウンドも強くしたいし、コンパクトプレーも負けないようにしたい。ウィークポイントを克服できればレベルアップが果たされる」と、ホーバスHCは語った。
オールコートで当たるディフェンスからアーリーオフェンスでたたみかけるのが日本のスタイル。それに高い精度を誇る3ポイントシュートが加わることで、サイズの不利を補ってきた。しかし、その弱点を克服できれば当然のことながらチーム力はアップする。ホーバスHCが常々口にしてきた「今年のワールドカップではメダル獲得。そして2020年には一番いい色のメダルを獲りたい」というプランの道筋がさらにはっきりと見えるようになるだろう。
今年度はWNBAへの出場を取りやめ、代表活動に専念している渡嘉敷来夢(JX-ENEOS)は「久しぶりの(ホーバスHC)バスケにまだ体がついていっていないかも」と言いつつ、新しいことへのチャレンジを行っているようだ。その1つが4・5番ポジション(PF、C)を任される渡嘉敷も積極的に3ポイントシュートを打っていくこと。「トム(ホーバスHC)が求めているバスケットボールスタイルが、5番も3ポイントを打つのが普通なので。それが今までJXというか、国内でやっている時にはなかったので、そこをアジャストしながらやっている感じです」と新しいスタイルの挑戦していることを明かした。
さらに渡嘉敷は言う。「空いたら『シュートを打て』と言われているので、それしか今は意識できてないですね。でも、本当にゴール下でシュート打っている時間帯とかジャンプシュート打つよりも、3ポイントを打っている本数の方が多い感じです。そこができるようになれば、さらに強くなると思うのですが、まだ3ポイントに自信が持てないので何とも言えないなというのが正直なところなのですが(笑)」。
確かに合宿では誰もが積極的に3ポイントを打っている。弱点の克服だけでなく、自分たちの武器の精度を高めることにも余念がない。それだけに明日のチャイニーズ・タイペイ戦ではどんな戦いぶりを見せてくれるのか? 彼女たちのプレーから目が離せないはずだ
なお、「女子日本代表国際強化試合2018 三井不動産カップ」は8月5日、ティホールプラザアオーレ長岡、同7日、高崎アリーナでカナダ代表と対戦することになっている。
文=入江美紀雄
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